5章 建比良鳥の地上絵-1
わたくしが発見した上代の遺跡・建比良鳥の地上絵は、静岡県浜松市の細江町(ほそえちょう)の地図の形として現存する。
地図に表示されるように──細江町は、両翼をひろげてその頭部を東南の浜松市中心街の方に向ける巨大な鳥の形となる。
この大鳥の形となる細江町は、ちょうど1千万坪である。ちょうど1千万坪の大鳥の形は、自然によって偶然になったものではない。
伊耶那美命(『魏志倭人伝』末部に登場する倭女王壱与)が没してまもない3世紀後半(260年~290年)に、『魏志倭人伝』が記述する鬼道(きどう)の学術(天文地理学)にもとづいて土地測量してちょうど1千万坪になるように、建比良鳥の地上絵は制作された。
建比良鳥の地上絵は──①『魏志倭人伝』に記載される鬼道の学芸の秘密と②『魏志倭人伝』末部に記載される国家を繁栄せんとする呪術信仰のために多数の奴婢(青年と乙女)を殺した残虐な徇葬(じゅんそう)儀式に反対して伊耶那美命が〔愛〕の理念をかかげた日本国誕生史の秘密、いいかえると2世紀後半~3世紀後半にかけて起こった重大な歴史が失われないように、後世まで保存すること──これを目的として作成された。
建比良鳥の地上絵に秘められた鬼道の学芸(『魏志倭人伝』の記事)と日本国誕生史の真相(『古事記』伊耶那岐命の黄泉国訪問説話の秘密)は18世紀中ごろまで失われず、江戸徳川幕府の政治基盤となった。それは秘めやかに伝えるものであったが、遺跡・建比良鳥の地上絵に保存されたものゆえ、確かな歴史となった。このように、建比良鳥の地上絵は上代の日本建国の歴史を伝える重大な遺跡であったため近世・江戸時代中期まで保存された。ゆえに、この遺跡は約1700年後の現在まで奇しくも地図上に残ることになったのである。
したがって、建比良鳥の地上絵を科学的に検証すれば、『魏志倭人伝』の記事を一字も曲げないで読むと表示される事柄(疑問点と問題点)の秘密は解明でき証明できる。また、『魏志倭人伝』の末部から『古事記』伊耶那岐命の黄泉国訪問説話に連結する日本国誕生史の真相も解明でき立証できる。このように、建比良鳥の地上絵は日本古代史において特別に重大な遺跡である。
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