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2010年6月17日 (木)

邪馬台国説は日本を滅ぼす荒唐無稽のデタラメである

『魏志倭人伝』のすべての記事は正しい。

にもかかわらず、邪馬台国説は『魏志倭人伝』の99パーセントの記事が誤っていると想定して立論する。だから、邪馬台国説は荒唐無稽のデタラメということになる。

『魏志倭人伝』の全記事が正しいと証明できる、遺跡、遺物、史料は多数ある。

国の特別史跡・大湯環状列石は、『魏志倭人伝』の人名・小国名・官職名を表記する文字は、今から約4000年前の夏代初頭(後期縄文時代)にわが国に伝来した夏音文字であったと科学的に証明できる遺跡である。

中国の正史『新唐書』は――702年に中国に渡った遣唐使が「わが国には夏音(夏音文字)がある」と説明した――と書く。712年に元明天皇に献呈された『古事記』上巻(日本神話)に随所にも〔音〕という注がついて夏音文字が多数記載されている。『古事記』の原典『旧辞』(『先代の旧辞』あるいは『本辞』とも呼称する)に使用されていた文字は夏音文字だったのである。『魏志倭人伝』に登場する倭女王「卑弥呼」の[卑]の正しい字源は「賤(いや)しい」ではなく「益(えき)なり」なりである。したがって、「卑弥呼」という名は「夏代初頭に帝王となった益の子孫の弥呼(巫女)」という意味になる。この帝益の孫の王子ヒコホノニニギノミコトが中国大陸から日本列島に移住して夏音文字(原初漢字)と鬼道の学芸を日本列島に根付かせた。だから、「卑弥呼」という名は「益氏が根付かせた夏音文字の学芸に精通する倭女王」と意味するものとなる。『魏志倭人伝』には「倭地から荒波逆巻く大海を越えて中国に渡った倭人たちは皆“大夫”と称した」と書く記事がある。万葉仮名の「大夫」は「ますらを」と読み、後世において「ますらを」は「益荒男」と表記された。つまり、『魏志倭人伝』に記載される大海を越えて中国の地に到着した人々は「帝益の孫の王子のように、荒波逆巻く大海を越えてきた」と称していたのである。

 夏の始祖は禹帝である。禹帝は没する時、氏族共同体制を堅持するために帝位を益にさずけた。しかし、諸侯はじめ漢民族は帝禹の遺志を尊重せず、氏族共同体制を破棄して禹の息子の啓が主張する世襲王朝体制を欲求して帝益に服従しなかった。そこで禹の三年の喪があけると、益は帝位を啓に譲った。そして、帝益は禹が願った氏族共同体を新天地・日本列島で継続することにした。しかし、益は老いていた。このため、小舟を漕いで大海を越えることができなかった。大海を渡ることができるのは、小舟を漕ぐ太い腕を有する屈強な若者たちであった。ここに、名門益氏の王子はじめ若者たち一行による日本列島移住が決行された。この益氏の若者たちの日本列島移住の歴史が証明できる遺跡が国の特別史跡・大湯環状列石である。この歴史を証明できる遺物がハート形土偶・仮面の女神(土偶)、みみずく土偶、遮光器土偶等である。

そして、益氏の日本列島移住を証明できる文献史料が『魏志倭人伝』であり、『古事記』上巻である。『日本書紀』神武天皇紀には益の孫の王子ニニギノミコト(すなわち「天祖」)の日本列島移住史が記載され、『古事記』天孫ニニギノミコト神話には司馬遷著『史記』に記載される〔帝益の箕山の南に隠棲した歴史〕が説明される。だから、わが国の漢字は夏音文字を基盤にして発展した。このため、わが国の古代中国文字研究の第一人者の白川静先生が著作した『字統』の10頁は「わがの国語として残されている字音が、いま残されているもののなかで、最も古い時期のものであることが明らかになった。」と書く。この最古の漢字の字音が『魏志倭人伝』と『古事記』上巻に記載されて残る「夏代初頭の字音」すなわち「夏音」である。

『魏志倭人伝』と『古事記』上巻に残る夏音文字によって、『易経』が「仰いでは天象を観、俯しては地法を観、鳥獣の文と地宜を観る云々、(中略)。万物の情に類して文字を作った」という漢字起源の秘密が科学的に解明できる。

このような重大な歴史の秘密を『魏志倭人伝』は有する。だから、1738年に定められた大嘗会における天皇が即位するときの王冠の意匠によって、「『魏志倭人伝』のすべての記事は正しい」と表示されることになった。

しかし、すべての邪馬台国説は『魏志倭人伝』の99パーセントの記事は間違っているという考えにもとづいて立論する。だから、邪馬台国説は正真正銘の完全なる誤読の空論にして、天皇の王冠を侮辱する荒唐無稽のデタラメということになる。

邪馬台国説は、この世で最も劣悪な誤読の空論である。このまま放置していれば、日本国は確実に衰退して滅亡する。邪馬台国説は1%の正当性も存在しない亡国の嘘八百である。

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