卑弥呼の逆襲

邪馬台国説は日本国民そして世界の人類に福島原発事故の放射能よりも多大な害をあたえる。

邪馬台国説を立論する屋台骨の”文献批判”は【誤読】である。邪馬台国説が【誤読の空論】であることは〔天頂点のキャッチ〕の一点に視点を絞って思考すればと簡単にしかも明瞭に完璧(かんぺき)に証明できる。この証明は左に表示する幻冬舎ルネッサンスから出版された拙著『邪馬台国説が日本を滅ぼす』(1500円＋税)でおこなった。

学者たちは『魏志』倭人伝において針(はり)のような小さいどうでもよい邪馬台国説問題をまるで大きな棒のように大げさに取りあつかう。

しかし、邪馬台国説は【誤読】を駆使(くし)して『魏志』倭人伝が記述する「①日本建国の”愛”の理念と②卑弥呼が精通していた夏音文字の学芸」、この二つの真実の歴史を抹殺(まっさつ)した。

なお、「夏音文字」とは「紀元前２１世紀にわが国に伝来した夏(か)王朝時代(紀元前２０７０年から紀元前１６００年)の原初漢字」である。

前者の「日本建国の”愛”の理念」の抹殺は１億２千５百万人の日本人の魂と心の根源の抹殺である。

そして、後者の「原初漢字の夏音文字」の抹殺は世界の古代文字が銀河から作られた起源と各文字の字源が科学的・具体的に解明できる証明を抹殺したことになる。

中国の文字・漢字(わが国に伝来した夏音文字も漢字である)はじめ世界の古代文字の【最初の文字】は【銀河各部の形】であったのである。

世界の古代文字の【最初の文字】が【絵文字(象形文字)】ではなく【銀河各部の形】であったことは、紀元前３１世紀頃から出現した漢字はじめ紀元前２１世紀にわが国に伝来した夏音文字、紀元前３２世紀頃に出現した古代エジプトのヒエログリフ、紀元前２０世紀頃に考案されたＡＢＣ・アルファベットのルーツとされるワディ・エル・ホル文字、紀元前１６世紀頃に出現した原シナイ文字、紀元前１１世紀頃に出現したフェニキア文字などによって証明できる。

紀元前２１世紀頃にわが国の伝来した夏音文字は『魏志』倭人伝に「卑弥呼」はじめの人名・小国名・官職名をあらわす文字となり、『古事記』上巻の随所に〔音〕という注がつく１字１音読みの文字となって記載されて現存する。

そして『魏志』倭人伝と同時代の３世紀後半に作成された夏音文字の学芸の全貌が科学的に具体的に解明できる史跡が静岡県浜松市に、現在も残っている。この史跡はちょうど１千万坪の大鳥の地上絵である。

世界遺産ナスカの地上絵における最大の鳥の地上絵の全長は約３００m、翼長は約９０mである。わが国の大鳥の地上絵の全長は約８．５km、翼長は約９kmである。したがって、わが国の大鳥の地上絵のほうがナスカの鳥の地上絵より、はるかに巨大である。

世界の古代文字が銀河から作られた秘密が科学的に具体的に証明できる静岡県浜松市に所在する大鳥の地上絵が、【誤読の空論】の邪馬台国説のために”風前の灯”となって消滅しようとしている。

このような重大な人類共通の宝である大鳥の地上絵が【誤読の空論】の邪馬台国説で消滅することは、福島原発の放射能で害されるよりもっと悪質で最低であると世界の人々は怒り非難してゆるさないにちがいない。

【１００パーセントの誤読の空論】である邪馬台国説が歴史学界やマスコミ・メディアを支配する状況は日本の恥である。邪馬台国説は人類共通の敵である。

邪馬台国説を放置すれば、日本人の頭脳・心・魂も腐り、そして学術・文化・経済の基盤も腐って、日本は「滅亡のらせん階段」を転げおちてゆくにちがいない。