日本古代の巨大な鳥の地上絵・1
日本には、卑弥呼が登場することで有名な『魏志』倭人伝と同時代の3世紀後半に作成された巨大な鳥の地上絵がある。
この大鳥の地上絵を、わたくしは「建比良鳥(たけひらとり)の地上絵」と名づけた。
というのも、この巨大な鳥の地上絵は、『古事記』上巻のアマテラスオオミカミとスサノヲノミコトの二神の誓約(うけい)説話末部に登場する「遠江(とうとうみ)の国造(くにのみやとこ)の先祖の建比良鳥命(タケヒラトリノミコト)が作った」と証明できるからである。
この建比良鳥の地上絵は、遠江すなわち静岡県浜松市北区細江町(ほそえちょう)の地図の形である。この細江町すなわち建比良鳥の地上絵の面積はちょうど1千万坪である。
世界遺産・ナスカの地上絵における最大の鳥の地上絵の全長は約300m、翼長は約90mである。いっぽう、わが国の建比良鳥の地上絵の全長は約8.5km、翼長は約9kmである。ナスカの地上絵の単位は「m」であるのに対して、建比良鳥の地上絵の単位は「km」であるからして、建比良鳥の地上絵のほうがはるかに巨大である。
こんな巨大な地上絵を作成する方法は、現在の国土地理院が作製する精密日本地図と同じ方法でしか作れない。
ナスカの地上絵は比例の方法を用いて作成したと考えられている。しかし、建比良鳥の地上絵(細江町)の場合、山や森林地帯や深い谷や川があるので、比例の方法で綱を張って拡大して鳥の形を大地に図化することは絶対にできない。
天の北極の高度で緯度を換算する方法は、緯度の測定が不精確となる。これゆえ、全長約8.5km、両翼が約9km、面積をちょうど1千万坪にする鳥の地上絵は絶対に作成できない。
したがって、ちょうど1千万坪大の建比良鳥の地上絵を大地に描く方法は、現在の国土地理院が作製する精密日本地図と同じ方法しかない。
ちょうど1千万坪の建比良鳥の地上絵を図化する方法は、経緯度原点地を定め、この経緯度原点地の天頂緯度を精密に測量して三角点土地測量をおこなう、この方法のみに限定される。
現在、この細江町から7ヵ所の遺跡から9口の銅鐸が発掘された。この細江町から発掘された銅鐸の模造鐸を銅板で忠実に作って天頂緯度測定の実験をすると、銅鐸は精密に天頂緯度測定できる構造になっていることが証明できる。
この建比良鳥の地上絵から発掘された銅鐸は、終末期の銅鐸とされる「近畿式銅鐸」「三遠式銅鐸」と呼ばれるものである。この終末期銅鐸の製作・使用年代は260~290年とされ、『魏志』倭人伝が著作された280~289年と同時代となる。
卑弥呼が生存した2世紀末~3世紀半ば、中国では最も天の北極を重視する天文学が紀元前1世紀に完成したため、魏と魏の出張機関がある帯方郡(たいほうぐん)の使節は大海を渡ることができなかった。というのも、大海を渡るには精密に緯度が測定できなければ、必ず位置と方位が不明となるので、迷って漂流して落命するからである。しかし、建比良鳥の地上絵が証明するように、倭では天頂緯度測定の習慣が存続していたので、倭の使節は大海を往来できた。この事実は、『魏志』倭人伝の記事となる。
このようなエキサンティングでドラマチックな建比良鳥の地上絵が”風前な灯”となって消滅寸前となる。
というのも、建比良鳥の地上絵は平成19年3月末日までは国土地理院が作成した地図に表示されていたが、平成19年4月1日から浜松市が政令指定都市となったために細江町・建比良鳥の地上絵は国土地理院が作製する地図から姿を消したからである。
邪馬台国説学者たちは「文献批判」という名の【誤読】を『魏志』倭人伝に加えて、愚にもつかない論争に約280年間も夢中になっている。
邪馬台国説は完璧な【誤読の空論】である。この【誤読の空論】の邪馬台国説のために建比良鳥の地上絵が消滅する。
ですから、私が始めた運動、ブログとツイッターで「邪馬台国説は誤読の空論でウソ八百である」と発信する運動に参加してください。この運動は、ブログとツイッターで「邪馬台国説は誤読の空論でウソ八百である」と発信するだけでよいです。
この運動が世に知れるようになれば、確実に建比良鳥の地上絵は脚光をあびて救われます。左に示す幻冬舎ルネッサンスから出版された拙著『邪馬台国説が日本を滅ぼす』(1500円+税)で、幾つかの確実な証拠を挙げて建比良鳥の地上絵は3世紀後半に生存した建比良鳥命が作成し、邪馬台国説は完璧に誤読の空論であることを科学的に具体的に証明しました。
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