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2011年9月24日 (土)

ワディ・エル・ホル文字の「足かせ」をあらわす字の字源解説

紀元前20世紀頃に出現したワディ・エル・ホル文字は、ABC・アルファベットのルーツとされる。

ワディ・エル・ホル文字に、「足かせ」を図案化した字と解釈された字がある。

この「足かせ」は、「罰として、人の足にはめる刑具」である。この「足かせ」を足にはめられた人は歩行が不自由となってゆっくり歩くことになる。

ということは、

1、「足かせ」をあらわす字の字源銀河は「人の足の形に観える銀河」でなければならない。

2、「足かせ」をあらわす字の字源銀河は「人が歩く姿に観える銀河」でなければならない。

3、「足かせ」をあらわす字の字源銀河は「足かせをはめられたため、歩行が困難となって、ゆっくりと歩く人のようになって欲しいと願う銀河」でなければならない。

上記の3つの条件を満たすのは、「十字の銀河の両足」である。だから、「十字の銀河の両足」が「足かせ」をあらわす字の字源となる。

「十字の銀河」は〔人が歩く側面形〕に相似するゆえ、「十字の銀河の両足」は1の条件に合致して「人の足の形」に観える。

「十字の銀河の右足」は、2の条件に合致して「人が歩く右足」に観える。

「十字の銀河の右足」は、エジプトの第4王朝の首都メンフィス(北緯29度20分)と三大ピラミッドが築造されたギザ(北緯30度)の天頂を通過していた。古代の人々は旅する時に精密な位置と方角を測量して、家族が待つ家に帰ればならなかった。

天の北極の高度で位置すなわち緯度を測量すると、不精確となって必ず迷ってあてどなくさすらい遂にノドが渇(か)き飢えて落命した。

天頂緯度を測定すると、命を失わずに済んで精密に緯度が測量できた。

したがって、古代の旅人にとって命を確保する方法は、天頂緯度の測定であった。

彼らは天頂緯度を測定する時、”天頂点となる銀河部が足かせをはめた人のように、ゆっくりと歩行せよ”と願い、”そうすれば天頂緯度を精密に測定できて死なずに済んで必ず家に帰るのだがなぁー”と思った。

ゆえに、メンフィスとギザの天頂にめぐってきた「十字の銀河の右足」は、上記の3の条件に合致して「ゆっくりと歩く人の右足のようになって欲しいと願う銀河」であった。

だから、「十字の銀河の両足」が「足かせ」をあらわす字の字源だったことになる。

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