G-T0XYQT12LL ワディ・エル・ホル文字の「曲がり角」〈ぺー〉の疑問: 卑弥呼の逆襲

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2011年9月27日 (火)

ワディ・エル・ホル文字の「曲がり角」〈ぺー〉の疑問

紀元前20世紀頃に出現したワディ・エル・ホル文字は、ABC・アルフェベットのルーツとされる。

ワディ・エル・ホル谷から発見された岩に刻まれていた文は、横に並ぶ16字の「碑文1」と、右上から左下へななめ横に縦に並ぶ12字の「碑文2」と呼ばれる2種類の文がある。

碑文1の右端から9番目の「曲がり角」をあらわす字の形と碑文2の右端から9番目の「曲がり角」を図案化した字の形は、まったく同じではない。

二つの字の上端は閉じられ、曲がる下の左端は口が開いている。

碑文1の「曲がり角」の角は角ばって折れるが、碑文2の「曲がり角」の角はなだらかに曲がる。また碑文1の「曲がり角」をあらわす字の上端は直線で閉じられるが、碑文2の「曲がり角」をあらわす上端は円く閉じられる。

このように、両字とも「曲がり角」をあらわすが、異なる箇所もあるので、同じ1字であると断定できない。別なる2字の可能性もある。同じ1字であるが、〔曲がり角〕の〔角〕の形が異なっていることを表現しているとも考えられる。

この「曲がり角」をあらわす字が同じ1字なのか、異なる2字なのかは、2種の碑文が解読してはじめて明らかになるであろう。

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