建比良鳥の地上絵-8
建比良鳥(たけひらとり)の地上絵は、『魏志』倭人伝と同時代の3世紀後半に作成された、ちょうど1千万坪の巨大な鳥の地上絵の史跡である。
この巨大な鳥の地上絵は、『古事記』上巻のアマテラスオオミカミとスサノヲノミコトの二神の誓約説話末部に登場する「遠江の国造(くにのみやつこ)の先祖の建比良鳥命(たけひらとりのみこと)」が作成したので、「建比良鳥の地上絵」という名にした。
建比良鳥の地上絵は、静岡県浜松市北区の細江町(ほそえちょう)の地図の形である。平成19年3月末日までは国土地理院が作製する日本地図に細江町・建比良鳥の地上絵は図示されていた。しかし、平成19年4月1日から政令指定都市・浜松市に合併されて、この重大な3世紀後半に作成された建比良鳥の地上絵は日本地図から姿を消した。
邪馬台国説を唱える学者たちは、下記のごとく歴史学の基礎知識をまったく有しない。
1 歴史学者が「歴史」の語源を知らないで”歴史学者”と呼べるはずがないにもかかわらず、彼らは「歴史」の語源をまったく知らない。「歴史」の語源は要するに「整然と運航する各銀河部を文字とする記録」である。この「歴史」の語源にもとづくと、邪馬台国説は【誤読の空論】であることが科学的に証明される。
2 歴史学は【科学】を最も優先する学術である。邪馬台国説学者たちは【科学】という語を正確に知らない。【誤読】を【科学】と思い込んでいる。【科学】という語を正確に知っていれば、邪馬台国説が【誤読の空論】であることに気づく。
3 邪馬台国説は「文献批判」にもとづいて立論するが、この「文献批判」は『魏志』倭人伝の記事を”この箇所の記述は信用できない””この記述は誤っている”と曲げて読む。つまり、邪馬台国説学者たちは「文献批判」は絶対に正しいと思い込んでいるが、歴史学の原理原則や世間の常識にもとづくと「文献批判」は【誤読】と断定すべきことになる。
4 『魏志』倭人伝は「倭には文字があった」と書く。ゆえに、【文字】とはいかなるものか当然深く考えなければならないのに、邪馬台国学者たちは【文字】の起源をまったく調べようとしない。ゆえに、彼らは【古代文字】の実体についてまったく知らない。このように無知であるにもかかわらず、『魏志』倭人伝がほぼ7割の記事で「倭には漢字の原字が銀河各部の形であったことを知ることができる古代文字があった」と伝える、この重大な証言を闇に葬り、傲慢(ごうまん)にも”倭には文字がなかった”と断定する。
邪馬台国学者たちは、【銀河各部の形】は【文字】であったことを知らない。
「銀河」は「銀漢」とも言い、「銀漢から造られた字」を略して「漢字」となった。「漢字」は「文字」と同義であり、「天に多数の文字ありき」となったので、「夜空」は「天文」と呼ばれるようになった。
中国の殷代(いんだい)の甲骨文字と周代の金文の大半の字形は銀漢(銀河)各部の形状に相似して図案化されている。これは、文字は銀河から作られたからであり、【銀河各部の形】は【文字】であったからである。
中国の五経の第一に挙げられる『易経』の繋辞下伝(けいじげでん)は【銀河各部の形】が【文字】であった秘密を「仰いでは天象(てんぞう)を観、俯しては地法を観、鳥獣の文と地宜()ちぎ)を観る。(中略)。もって万物の情に類して文字を作った」と説明する。この文中に登場する「天象」が【銀河各部の形】である。
『魏志』倭人伝には「倭の卜辞(ぼくじ)は、令亀(れいき)の法のごとし」と記事があり、「倭の占いの辞・すなわち文字・ことばは、令亀の法つまり中国に殷代の亀の甲羅に刻む卜辞に相似する」と証言する。
この倭にあった令亀の法のごとくの古代文字は、甲骨文字より約750年前の「夏音(かおん)文字」だったのである。
中国の正史『新唐書』日本伝には――702年に中国に渡った遣唐使が「後稍(のちやや)夏音を習う」と語った――という記事が存在し、その10年後に完成した『古事記』の上巻の随所に〔音〕という注を付く1字1音文字の夏音文字が記載されて残った。だから、確かに夏音文字はわが国に伝来したことになる。
『魏志』倭人伝にも、「卑弥呼」はじめとする人名、小国名、官職名に用いられて夏音文字が記載されて残る。
この『古事記』上巻と『魏志』倭人伝の夏音文字は楷書で表記されるが、【夏音文字】は「漢字の原字の秘密」を伝える原初漢字のであるゆえ、【夏音文字】の字形は【銀河各部の形】である。また、前述したように「令亀の法」である殷代の甲骨文字の字形は【銀河各部の形】に相似するのは、甲骨文字が銀河各部の形状から図案化されたからにほかならない。だから、甲骨文字より約750年前の【夏音文字】においては、当然、【銀河各部の形】が【文字】であったことになる。
建比良鳥の地上絵を学術調査すれば、【夏音文字】においては【銀河各部の形】が【文字】であったことは科学的に具体的に証明できる。
このような重大な古代史跡・建比良鳥の地上絵が歴史学の基礎知識をまったく有していない無知な邪馬台国説学者たちの横暴によって、”風前の灯”となって今にも消滅しようとしている。
この建比良鳥の地上絵を救うために、ブログかツイッターで「邪馬台国説は誤読の空論でウソ八百である」と発信する運動を、私は始めることにした。
どうか皆さま、建比良鳥の地上絵を救うために、ブログまたはツイッターで「邪馬台国説はは誤読の空論でウソ八百である」と発信して、世の人々に知らせてください。切に切にお願い申し上げます。
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