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2011年9月10日 (土)

昨日に続いて、ワディ・エル・ホル文字の「家」を図案化した字の字源を解明する

「ワディ・エル・ホル」というのは、エジプト南部、テーベ(ルクソール)の北西にあるワジ(涸れ谷)の地名である。このワディ・エル・ホルの谷にある大きな岩のかたまりに碑文がきざまれていた。碑文は二つあり、長いほうに16字、短いほうに12字きざまれていた。文字数の合計は28字であるが、くりかえして登場する文字があるので、この碑文を研究する米国のイェール大学中近東言語・文明部教授のジョン・ダーネル氏は文字の種類は14字であると考えた。またジョン・ダーネル教授は、この文字は紀元前20世紀ごろに書かれたもので、世界最古のABC・アルファベットであると指摘する。というのも、ワディ・エル・ホル文字は紀元前21世紀から紀元前18世紀のエジプトの中王国時代のヒエラティック(ヒエログリフをくずした文字)によく似ているゆえ、ワディ・エル・ホル文字は紀元前20世紀頃の文字と推定された。

この碑文が発見されたワディ・エル・ホルの谷の緯度は、北緯25度57分である。

紀元前20世紀頃、ワディ・エル・ホルの谷の天頂緯度軸は「人の横顔に酷似(こくじ)する銀河のあご」やはくちょう座のσ(シグマ)星とτ(タウ)星の中間を貫通していた。

昨日――紀元前25世紀頃、エジプトの第4王朝の首都のメンフィス(北緯29度20分)と三大ピラミッドを築造したギザ(北緯30度)の天頂緯度軸が「長方形の暗黒天体部」を貫通していた――と指摘した。この「長方形の暗黒天体部」から、古代エジプトの「家」を意味するヒエログリが図案化された。ヒエログリの「家」は「横長の四角形」に図案された。というのも、メンフィスとギザの天頂に「人の横顔に酷似する銀河の眉間(みけん)や額(ひたい=北天の最輝部)」が位置した時、東方に所在する「家」のヒエログリフの字源となった「長方形の暗黒天体部」は「横長の四角形」となったからである。

ワディ・エル・ホル文字が書かれた紀元前20世紀頃、天頂に「人の横顔に酷似する銀河のあご」が位置した時、北東にある「長方形の暗黒天体部」は「縦長の四角形」となった。だから、「長方形の暗黒天体部」が字源となったワディ・エル・ホル文字の「家」の字形はヒエログリフの「家」の字形をそのまま90度転回する「縦長の四角形」となった。

この「家」の字源「長方形の暗黒天体部」の北側(北アメリカ星雲の東隣)は「民家の屋根」の形に相似する三角形となる。ゆえに、「長方形の暗黒天体部」は「家」を意味するヒエログリフ、ワディ・エル・ホル文字、原シナイ文字、フェニキア文字の字源となった。「家」の字形に〔民家の屋根を図案する三角形〕が加えられなかったのは、ヒエログリフの「家」は〔王が住む大きな家(ファラオ)〕を図案化するものであったからである。つまり、ヒエログリフの「家」は「壁で仕切られる通路が曲がりくねって幾つもの室に通ずる王が住む大きな家」を図案するものでる。古代においては、王が住む大きな家が緯度(位置)と経度(方位)を知る基準地点となった。だから、「家」は「王が住む大きな家」の天頂点がある「長方形の暗黒天体部」となったのである。

なお、一昨日(9月8日)に字源解説したワディ・エル・ホル文字の「雄牛の顔」は、現在の[A]の最古(ルーツ)の字形となる。昨日に続き今日も解説したワディ・エル・ホル文字「家」は[B]の最古の字形となる。この[B]の字源解説は、明朝にもおこなう。

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