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2011年9月12日 (月)

ワディ・エル・ホル文字の「糸かせ」〈ハー〉の字源の解説

ワディ・エル・ホル文字には、ABCDの「C」と「D」に相当する文字がない。

「D」の次は「E」「F」であるが、ワディ・エル・ホル文字には「D」あるいは「E」に相当する字がある。この字は、ヒエログリフの「ねじれた亜麻(あま)」をあらわす字の形に相似して〔ねじれた糸かせ〕のごとく図案化される。

原シナイ文字に〈ハ〉と音する「ねじれた糸かせ」を図案化した字がある。ゆえに、ワディ・エル・ホル文字の〔ねじれた糸かせ〕のように観える字はヒエオログリフと原シナイ文字にもとづき「ねじれた糸かせ」を図案化したものと指摘されて字音は〈ハー〉と定められた。

この「糸かせ」〈ハー〉の字源は「はくちょう座のσ(シグマ)星とτ(タウ)星が漬(つ)かる銀河部を中心とした、その南北の銀河」であると考えられる。

昨日、はくちょう座のσ星とτ星が約1.8度の間隔で離れ、この二つの星の中間をワディ・エル・ホルの谷の天頂緯度線が貫通すると指摘した。はくちょう座のσ星とτ星は菱形(ひしがた)に観える銀河部に漬かり、この菱形の銀河部と北側と南側の銀河部は〔ねじれた糸かせ〕のような形状となる。というのも、菱形の銀河部の北側は「長方形の暗黒天体部の東の辺」であり、この「長方形の暗黒天体部の東の辺」は「垂れる糸」のごとく観えるからである。「長方形の暗黒天体部の東の辺」を「垂れる糸」と見立てると、この「垂れる糸」の南側は「ねじれた糸かせ」のような形状となる。この「ねじれた糸かせ」に相似する銀河の中央が「はくちょう座のσ星とτ星が漬かる菱形の銀河部」である。

昨日において説明したように、当時の人々は旅の途中で迷って命を失わないように、精密に天頂緯度を測定して命をまもって家族が待つ家に帰った。

はくちょう座のσ星とτ星が子午線通過する時、北のσ星・天頂点・南のτ星の3点を結ぶと、南北に真っ直ぐに伸びる直線となる。したがって、天頂緯度線とσ星・τ星は〔東西の緯度線と南北の経度線〕が直角に交わる「+」(十字形)となるので、土地の緯度と経度を精密に計測するのに最適な箇所となった。だから、〔子午線通過するはくちょう座のσ星とτ星が漬かる菱形の銀河部〕は”人の命をまもる神の両腕に抱かれる聖域”となった。

これゆえ、ワディ・エル・ホルの谷における緯度と経度を測定する最適な「ねじれた糸かせのように観える銀河部」は図案化されて文字となったにちがいない。

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