G-T0XYQT12LL 彦根の3千万坪の大鳥の地上絵は漢字の起源の秘密を伝える史跡となった 日本古代の巨大な鳥の地上絵・7: 卑弥呼の逆襲

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2011年10月 1日 (土)

彦根の3千万坪の大鳥の地上絵は漢字の起源の秘密を伝える史跡となった 日本古代の巨大な鳥の地上絵・7

紀元前21世紀にわが国に伝来した夏音文字の学芸を後世に伝えるために、3千万坪の彦根の大鳥の地上絵には漢字の起源の秘密が保存された。

夏音文字は現代の学者の誰一人も想像もしない【文字】であった。

夏音文字は『易経(えききょう)』の繋辞(けいじ)上伝・下伝が記述される漢字の起源の秘密を伝える【文字】であった。

中国の五経の第一に挙げられる『易経)』繋辞下伝は漢字の起源について「仰いでは天象を観、俯しては地法を観、鳥獣の文と地宜を観る。(中略)。もって万物の情に類して文字を作った」と説明する。

この記事に登場する「天象(てんぞう)」とは「銀河各部の形状」である。「銀河」の別名は「銀漢」であり、「銀漢から作られた字」を略して「漢字」となった。「漢字」は「文字」とも称するので、「天に多数の文字ありき」となったので「夜空」は「天文」と呼ばれることになった。漢字は銀河各部の形状から作成されるものであったので、殷代(いんだい)の契文(甲骨文字)と周代の金文の多数の字形は銀河各部の形状に酷似・相似・類似するようにデザインされている。

字源を解説する字書の聖典『説文解字(せつもんかいじ)』は[文]の字源を「錯(まじ)はれる畫(くわく)なり。交文に象(かたど)る」、[字]の字源を「乳するなり」と解説する。この『説文解字』の[文]と[字]の字源解説を合体すると、われわれが使用する【文字】すなわち「ことばをしるす記号」と意味するものとならない。しかし、殷代や周代の中国の天頂を通過した「十字の銀河」と「鬼の姿に似る銀河」の形状を注目すると、〔文字は天象(銀河各部の形状)から作られた〕と証明される。というのも、「十字の銀河」は『説文解字』の[文]の「錯はれる畫なり。交文に象る」という字源解説に合致する形状をしてあり、「十字の銀河」は〔乳房と子宮を有する母親の姿〕のようにも観え、「鬼の姿に似る銀河の開いた口と舌」は〔「十字の銀河の乳房」を嘗(な)めて乳を吸うな形状〕であるので、『説文解字』の[字]の「乳するなり」という字源解説に合致するからである。

すべての字源を知ることができる1400字前後の基本字の大多数は、[文]と[字]の字源銀河となる「十字の銀河」と「鬼の姿に似る銀河」から作成された。だから、「文字」と総称されることになったのである。

『易経』繋辞下伝の漢字起源記事に登場する「地法」は「中国の大地を流れる代表的な大河の黄河と長江の水が西から東へ去る」、この状況を指す。

次に登場する「鳥獣の文」は、五帝時代初頭の黄帝につかえた”漢字の始祖”と崇拝された倉頡(そうきつ)が発明した漢字作成原理の名称である。「鳥獣の文」の[文]の字源である「十字の銀河の腰のあたりにある子宮のように観える銀河」を「女性の子宮」、[字]の字源「鬼の姿に似る銀河」を「子宮と胎児」に見立てて、万物の情(イメージ)に類似するように多数の文字を生む――この漢字作成原理を「鳥獣の文」と称した。倉頡伝説では、「鳥獣の文」を「鳥獣の足跡」と呼ぶ。「十字の銀河の子宮」が「十字の銀河の右足」と重なるので「鳥獣の足跡」という名称になったのである。

漢字作成原理「鳥獣の文」のモデルとなった〔女性の生殖器官の側面形〕は、彦根の頭部の形となる水鳥の〔ハジロカイツブリの側面形〕に相似すると定義された。それというのも、女性の生殖器官の〔卵管と卵巣〕は〔ハジロカイツブリの顔〕に相似すると見立てられたからである。つまり、〔ハジロカイツブリの顔の扇のように拡(ひろ)がる美しい金栗色の飾り羽と首の形〕は「卵管」、「ハジロカイツブリの胴体」は「子宮」、「ハジロカイツブリの足」は「(胎児がくぐって出産する)産道」に見立てられた。

上記した『易経』繋辞下伝の漢字の起源説明記事に登場する「地宜(ちぎ)」は「まな板の表面のように平面的に図化した地図の形」である。要するに「地図の形」であるから「彦根市の大鳥の地上絵」が「地宜」ということになる。

『易経』繋辞上伝にも漢字の起源の秘密を説明する記事があり、この記事は下記のごとくである。

「易は天地と準(なぞら)う。ゆえに天地の道を能(よ)く弥綸(びりん)す。仰いでもって天文を観、俯してもって地理を察す」

上の記事に登場する「弥綸」という語は「洩(も)れなく包み込む」または「つくろいおさめる」と意味する。

中国全土を洩れなく包みこむ海岸線における、「山東半島を包みこむ海岸線」は[弥]の字源「カンムリカイツボリの頭(横顔)」に相似すると定められた。〔山東半島より南北の海岸線〕は〔カンムリカイツブリの両翼〕のように観える。

中国の海岸線は〔長江口〕で綻(ほころ)ぶがなおも〔杭州湾(こうしゅうわん)〕まで連結し、〔長江口の北端〕と〔杭州湾の南端〕がまるで糸の端と端が合わさって繋(つな)がるような形となって、中国の全土を洩れなく包み込む。この海岸線は弓のような大きな円弧を画く。この様子が「つくろいおさめる」の意味となった。ゆえに、「弥綸」の[弥]という字は[弓]偏と「カンムリカイツブリの正面形」を字源とする[尓]で構成された。

〔杭州湾〕は〔鳰(にお)〕(カイツブリ)の姿に相似する。また、〔山東半島〕は〔頭にかぶる笠〕に相似すると見立てられ、〔中国全土を弥綸する海岸線〕は〔人の横顔〕に類似すると見立てられ、〔杭州湾〕は〔息を外(は)く口〕に見立てられた。というのも、〔鳰〕に見立てられた「鬼の横顔に似る銀河の口」は「息を外く口」に観えるが、「息を吸う口」に観えないからである。また、〔長江口〕の中央に〔崇明島(すうめいとう)〕が所在するが、〔満潮の時に海水は崇明島を長江の河口へと動かす力がないから、崇明島は長江の河口から吐かれた土砂で作られた島〕と解釈されて、〔鳰の姿に似る杭州湾〕は「息を外く口」に見立てると定められた。この秘密を伝えて、『説文解字』は[呼]の字源を「息を外くなり」と解説する。

ゆえに、[呼]の字源は「鳰」となり「息を外くなり」解説され、字義は〔人はよぶ時・さけぶ時に、息を外くように声を出す〕ので「よぶ。さけぶ」となった。

『易経』の繋辞上・下伝の漢字起源記事に登場する「天象」「地法」「鳥獣の文」「地宜」や「天地の道」「弥綸」「天文」という語は、すべての字源が解明できる基本知識となった。これゆえ、彦根の頭部は「織田信長・井伊直政・徳川家康」を表現するためにだけでなく、字源を解明する基本知識となった繋辞上伝の「弥綸」と繋辞下伝の「鳥獣の文」の秘密をあらわして「カンムリカイツブリ・鳰・ハジロカイツブリの合体形」となったのである。

なお、このブログに登場する銀河の名称は、左に示す幻冬舎ルネッサンスから出版された拙著『邪馬台国説が日本を滅ぼす』の資料B・資料Cに表示した。

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