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2011年12月30日 (金)

枯山水の名園で有名な竜安寺の石庭は”世界の文字は銀河から作られた”と証言する・29

 ロンドンの大英博物館には、「ロゼッタストーン」が展示されている。
 このロゼッタスト-ンには、一つの文章が3種の文字で整然と彫られている。ヒエログリフは14行だけが残り、デモティックは32行、ギリシャ文字は54行となっていた。
  このギリシャ語の文章は――紀元前196年の日付を持つメンフィス神官団の布告で、王プトレマイオス5世エピファネスに向けて、諸神殿に下された恩恵を称賛する――というような内容であった。
 このギリシャ語の文章から、ヒエログリフもまた文字であることが察知された。
 このヒエログリフの解読に、エジプト学者たちの挑戦が始まった。
 しかし、いっこうに謎のままで不明のままで解読は成功しなかった。
 ついに、フランス人の言語学者のジャンフランソワ・シャンポリオンがロゼッタストーンに刻まれたヒエログリフの解読に成功した。
 シャンポリオンは最初に、3字を用いて「ラメセス(Rameses)」とあらわす名を解読した。この解読から、3字を用いる「トトメス(Thotmeses)」という名をも解読した。
 こシャンポリオンの「ラメセス」と「トトメス」という二人の大王の名の解読から、ヒエログリフが解読できなかった迷宮の門が開かれた。

 シャンポリオンが最初に解読したのは〈ラ(ra)〉と発音する「太陽」をあらわす[◎]の文字、〈メス(mes)〉と発音する「キツネの皮の3枚を結びつけたもの」を図案した文字、〈ス(es)〉と発音する「折りたたんだ布」を図案する文字の3字であった。
 この「折りたたんで布」の文字は、〈ス(s)〉と発音するサ行をあらわすヒエログリフの基本アルファベットである。
 「ラメセス」という名に使われる〈メス〉と発音する文字について、ジョン・レイ著╱田口未知訳『ヒエオログリフ解読史』(原書房)の106頁は「この記号は、出産する女性を守るための魔除けとして使われた三枚のキツネの毛皮を結びつけたものを象徴していた」と説明する。
 藤井旭著『透視版 星座アルバム』(誠文堂新光社)の60頁と藤井旭著『新透視版 星座アルバム春夏編』(誠文堂新光社)の46頁に、3本の閃光(せんこう)を放つ銀河部と連結する「ペリカン星雲」の大きな写真がある。
 この写真の「ペリカン星雲」は「後ろを振り向くキツネの胴体(毛皮となる部分)が弧を描く形」に撮影されている。
 したがって、「ペリカン星雲と3本の閃光を放つ銀河部」は「無事に出産がなされるように魔除けとして使われた三枚のキツネの毛皮」を図案する〈メス〉と発音する文字の字源であったのである。

 国際天文学の名称は「ペリカン星雲」という名に定めているが、ペリカンの姿よりも実際は〔キツネが後ろを振り向く姿〕にソックリであるので、「キツネ星雲」という名のほうが的(まと)を射ることになる。

 満月の直径は約0.6度、ペリカン星雲のキツネの顔の部分は約0.8度であるから、肉眼でペリカン星雲が〔キツネが後ろを振りむく形〕であることが確認できる。
 〈メス〉と発音する「キツネの皮の3枚を結びつけた魔除け」を図案する文字――この文字の字源である「ペリカン星雲と3本の閃光を放つ銀河部」は、日本語の「キツネの嫁入り」の語源であるにちがいない。というのも、「キツネの嫁入り」は「日が照っていながら降る雨。ひでりあめ」を意味することになるからである。
 円形の「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」を〔太陽〕に見立てると「ペリカン星雲」が〔後ろを振り向くキツネの姿〕に見える。これゆえ、「3本の閃光を放つ銀河部」が「キツネの嫁入り」すなわち「日が照っていながら降る、日照り雨」のイメージとなる。
 [眔(とう)]と字は現在においては使用される文字ではないが、上の[目]はヒエログリフの「ホルスの眼」の字源となった銀河部であり、下の[水]に似た字形部は「涙」をあらわす「3本の閃光を放つ銀河部」が字源となる。この〔目から涙が垂れる形〕に図案される[眔]の甲骨文字と金文形は、ヒエログリフ「ホルスの眼」の字源となる[目](横目)と「3本の閃光を放つ銀河部」を「涙」に見立てて形成されたのである。したがって、[眔]の上の[目]を「ホルスの眼」の[瞳]の円形の「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」に取りかえると、「ペリカン星雲と3本の閃光を放つ銀河」は「晴れているのに、太陽が流す涙」すなわち「キツネの嫁入り」をあらわすものとなる。

 そうすると、日本の伝説に登場するキツネは、この「ペリカン星雲」に由来するものと考えられる。
 「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」に隣接する「長方形の暗黒天体部」は、漢字の[門]と[玄]の字源となった。また、「長方形の暗黒天体部」から神社の入り口の門の「鳥居」が作られたように、〔家の門〕や〔家の玄関〕の形状に相似する。
 また、「コールサック」は犬や狼(オオカミ)の姿に相似するので[犬]と[狼]の字源となった。それゆえ、コールサックの一部(北部)である「長方形の暗黒天体部」は〔犬の顔〕に相当する。
 中国の正史『隋書(ずいしょ)』倭国伝には「倭では結婚する場合、同姓では結婚せず、男女が互いに喜んで気に入った者たちが結婚をする。嫁入りする新婦は、夫の家に門や玄関に入るとき、必ず犬をまたぎ、そして夫が待つ所に歩み寄って互いに顔を見つめあう風習がある」と伝える記事がある。
 犬は多くの子を産むから、嫁入りする新婦は新郎の家に嫁(とつ)ぐとき、「長方形の暗黒天体部」が[犬]の字源になるのに因(ちな)んで、犬をまたぐことになったのである。また、「ペリカン星雲」は後ろを振り向くキツネの姿に酷似し、そのキツネの顔は犬の顔にも相似するので、新婦は犬をまたぐことになったのである。
 「コールサック」は〔東西に2頭の犬が顔が分かれて、この2頭の犬の胴体が一体化する形〕となる。この〔2頭の犬の顔〕は〔抱擁する男女の顔〕にも観えるので、「コールサック」は〔固く抱擁しあう男女が顔を見つめあって愛しあう姿〕に観える。
 日本語では「男女が愛し合う行為」や「男女の情事」を「濡(ぬ)れごと」という。「長方形の暗黒天体部」の東隣は「ナイル川の氾濫の形状に似る銀河」である。ゆえに、「コールサック」は日本語の「濡れ場」の語源になった銀河部だったのである。
 だから、『隋書』倭国伝の記事となった新婦は犬をまたいだ後に新郎と互いに顔を見つめあう儀式が行うことになったのである。
 だから、この「嫁入り」の儀式から「ペリカン星雲と3本の閃光を放つ銀河部」は「キツネの嫁入り」の語源となったのである。

 「ラメセス」という名に使われる〈ス〉と発音する「折りたたんだ布」を図案する文字について、マリア・カルメラ・ベトロ著╱南條郁子訳『[図説]ヒエログリフ事典』(創元社)178頁は、下記のごとく解説する。
 「王名につづく呼びかけの文句〈セネブ(snb)〉の略字として用いられる。
 この文字には、すべり落ちようとする布のしなやかな動きがとらえている。古王国時代の壁画で、織機から外されたばかりの真新しい布に、この文字と同じ形をしたものがある。」
 そうすると、「折りたたんだ布」を図案する文字の字源は、この回より11回前〔18〕にて解説した【ホルスの眼の6つの部分】のうちの「1╱4」(「ホルスの眼」の瞳となる「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」)]と「1╱64」の銀河部(長方形の暗黒天体部の西の辺)となる。

 「折りたたんだ布」の図案文字は漢字の[卩(せつ)]の字形上部を〔半円形〕にした〔コウモリ傘の柄の形を上にしたような形〕となる。
 「折りたたんだ布」を図案する文字は、〔ペリカン星雲の南から上へと線をのばし、この線をペリカン星雲の縁(へり)を撫(な)で、さらに北の北アメリカ星雲の縁を半円形に撫で、この線をさらに長方形の暗黒天体部の西の辺へと延長する形〕に合致する。
 この線は「おりたたんだ布」の字形に合致し、字源となる銀河部の形状は、上記の『[図説]ヒエログリフ事典』が指摘するように、「すべり落ちようとする布のしなやかな動きをとらえている」という表現に合致する。
 また、「十字の銀河」が〔織機〕のように観え、「鬼の姿に似る銀河」が「機織(はたお)りする人」に観えるので、上の行で説明した「折りたたんだ布」の字源銀河部は「織機から外されたばかりの真新しい布」のように観える。
 ホルスはファラオの守護神である。
 「ホルスの眼」の〔瞳〕となる「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」と「長方形の暗黒天体部の西の辺」は、「折りたたんだ布」の字源銀河部となる。だから、上記に示したように『[図説]ヒエログリフ事典』が「折りたたんだ布」の文字について「王名につづく呼びかけの文句〈セネブ〉の略字として用いられる」と指摘するように、〈セネブ〉の略字になったのである。

 ステファヌ・ロッシニー著╱矢島文夫訳『図説 古代エジプト文字入門』(河出書房新社)の65頁に、「キツネの皮の3枚を結びつけた魔除け」の文字と「折りたたんだ布」を表音文字と、この2字の右側に〈メス(ms)〉と発音する「生む」を意味する決定詞の3字が配置されている。
 この右端の決定詞「生む」の字形は「娩出期(べんしゅつき)すなわち分娩中(ぶんべんちゅう)の女性」を図案化したものである。
 この「生む」の字形は「両手を前後に垂らす女性の側身形」の下に「分娩される胎児の両腕と正面の顔」が加えられる。

 出産する胎児の頭が通過する産道は、軟(なん)産道と骨(こつ)産道とに分かれる。
 軟産道は子宮口から骨盤入口までで、骨産道は骨盤入口から骨盤出口までである。
 産道が狭い場合、医学が未発達の古代においては、とくに骨産道が狭い場合には胎児が死産しあるいは母子とともに亡くなる事故が多発した。

 正常分娩の場合、軟産道をくぐりぬけた胎児の頭は骨盤入口の上において、胎児はあごを胸につけた姿勢で胎児の背中を母体の左または右に向ける。骨産道の中ほどにくると、胎児の頭は斜め後ろ(母体の背側)に顔を向け、軟産道の出口では顔はすっかり後方(母体の背中正面)に向ける位置をとる。出産第1期の開口期(かいこうき)の終わりには、ほぼこの状態になる。

 次の出産第2期の娩出期(べんしゅつき)においては、子宮口が全開大となり、陣痛(じんつう)と腹圧との力で胎児の頭はますます押し上げられ、ついに陣痛発作の時には膣(ちつ)の入口から頭が見えるようになる。しかし、陣痛がやむと胎児の頭は引っ込んでしまう。さらに進んで、胎児の頭の最も大きな部分が膣入口を通過しようとする状態になると、胎児の頭は引っ込まないようになる。この直後に、胎児の頭が生まれる。ついで、胎児の頭はふたたび母体の左または右に向くが、これは肩の部分が骨盤出口をくぐりぬけるためである。肩はまず上(母体の腹側)にあるほうから先に、ついで下(母体の背側)の肩が出ると、あとは一気に生まれる。

 決定詞「生む」の「娩出期の女性の側身形と胎児の両腕と正面の顔」を図案する文字は、上の行で説明した「胎児の頭の最も大きな部分が膣入口を通過してあとに胎児の頭が生まれてから胎児の母体の背側の肩が出るまでの神秘的なドラマ」を描くものである。

 この膣入口に胎児の頭が見えてから以後のドラマは、実際に目で目撃することができる。
 表音文字の〈メス〉と発音する「キツネの皮の3枚を結びつけた魔除け」と〈ス〉と発音する「おりたたんだ布」の文字は、上記の「胎児の頭の最も大きな部分が膣入口を通過して、胎児の頭が引っ込まないようになって、母体の背の方に顔を向けて胎児の頭が生まれる。ついで、胎児の頭はふたたび母体の左または右に向き、そして母体の腹側にある肩から先に、ついで母体の背側にある肩がでると、娩出期が終わる」と説明した――胎児の頭が回転しながら出産する状況を図案するものである。

 したがって、〈ス〉の字源銀河部の一部となる「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」は〔回転する渦巻き〕のごとくに観え、〈メス〉の字源「ペリカン星雲」はキツネの背中は円弧となるゆえ〔胎児の頭が膣入口から見えるようになってからの回転する動き〕をあらわすものとなる。

 「キツネ」の漢字[狐]の字源は「ペリカン星雲」であり、[弓]に[瓜]からなる[弧]の字源も「ペリカン星雲」である。というのも、「ペリカン星雲」の〔後ろを振り向くキツネの胴体〕は半円を描く「弧の形」であるからである。
 ゆえに、[狐]と[弧]はともに[瓜]の字からなる。
 そして、「ペリカン星雲」は〔瓜(うり)〕の形に相似すると見立てられて、[瓜]の字源となった。
 われわれは爪(つめ)が伸びると直ぐに切ってしまうが、爪が長くなっても切らなければ、伸びる爪の先端は「ペリカン星雲」のように丸まる。「鬼の姿に似る銀河」は「右手」に見立てられて[右]の字源・字形・字義となり、「北アメリカ星雲」は「鬼の姿に似る銀河」の右手の親指に見立てられた。「北アメリカ星雲」から円弧を描いて連結する「ペリカン星雲」は〔親指の爪を切らないまま伸びた爪の先端〕に見立てられて[爪]の字源となった。
 これゆえ、同じ字源から作られた[瓜]と[爪]の字は相似しあうことになった。
 膣の入口に胎児の頭が見えてから生まれるまで、胎児の頭は螺旋(らせん)状に回転する。「螺旋」の[螺]と[子]が組み合わさると「螺子(ねじ)」となる。「螺子」の〔捩(ね)じれの動き〕は〔出産する時の胎児の頭の回転に相似する〕ということから、〔螺旋状のミゾがついているもの〕は「螺子」と表記されることになったのである。

 〈メス〉と発音する「生む」を意味する決定詞の字形は、21回前の〔8〕にて解説した、夏音文字の最高学理の[眞]の字源をあらわすことになる。
 「生む」の字形における「分娩する母体の側身形」に対して「誕生する胎児の顔」は〔正面形〕である。だから、「生む」の決定詞の字形は「90度方位規定を転回する」と定めた[倭]の字源をあらわすものとなる。
 竜安寺の石庭の第3群の「横三尊」という名がつく石組は――主石の大石が「胎児を分娩する母体の腹部」、二つの小石は「母体の両足」、三つの石に包囲される空間は「母体の股と出産する胎児の頭」に見立てる仕組みになって――[眞]の字源をあらわす役目がある。

 [眞]の字源・字源・字義は①――子宮で育つ12週~20週の胎児の頭は母体の方に向き、20週~28週になると、180度回転して胎児の頭は母体の方に向く。この胎児が誕生するとき、胎児の顔は母体の背中正面を向く。この胎児を裏返しにして、母体の股から90度転回するように、母体の内側(腹側)へ胎児を取り上げる――このような胎児の出産の状況から成立した。
 この「母体の背中の方に顔を向いて誕生した胎児を裏返しになるようにして、母体の股から90度転回するように、母体の内側へ胎児を取り上げる」は「内裏(だいり)」の語源となった。「内裏」は「天皇の御殿。皇居」を意味する。
 そして「母体の股から90度転回するように、母体の内側に胎児を取り上げて、一つのいのちが生まれる」が、[倭]の字源となった。
 また、[眞]の字源・字形・字形は②――胎児の頭の最も大きな部分が膣入口を通過して、胎児の顔が母体の背中の方に向いて誕生し、ついで90度転回して胎児の顔は母体の左または右に向き、まず母体の腹側にある肩が先に、ついで母体の背側にある肩が出て、180度母体の内側に回転するようにして取り上げる、この膣の入口から胎児の頭が見えた直後から取り上げるまでの状況――によって成立した。
 この誕生するまでの過程において、肩の部分が狭い骨盤出口を通るために「胎児が90度転回して母体の左または右を向く」、この「90度の回転する」動きが[倭]の字源となった。
 古代では、狭い骨盤出口を通れずに死産する胎児が多かった。その時の母親は「天に胎児の生死の運命を委(ゆだ)ねる心境」であったのである。この心境こそ、[委]と[倭]の字源を示すものであった。

 卑弥呼が生存した3世紀、倭の使節は大海を越えて帯方郡政庁、魏の都の洛陽(らくよう)へ到着し、帰路にも大海を渡って家族が待つ家に帰った。この大海の往来は天頂にめぐってくるいくつかの星、そして主に「長方形の暗黒天体部」が天頂にめぐってきたとき、精密な天頂緯度測定をおこなってなされていた。
 21回前の〔8〕で指摘したように、竜安寺の石庭は――精密な天頂緯度測定するときには「無」「無我」「無心」、あるいは「成り切る」「死に切る」の心構えを有して、天に生死の運命を委ねていた――と、今日に伝える。
 「文字」の[字]の字源は――子午線経過する[天]の字源の「十字の銀河」を〔90度〕転回させて[宀(べん)]の字源にし、[子]の字源「鬼の横顔に似る銀河」を「天頂緯度測定する人」に見立て――[宀]の下に[子]を加えて[字]となり、成立するものであった。
 ゆえに、[字]の字源・字形・字義には「天(天頂緯度測定)に生死を委ねる」という秘密があり、また「天命に生死を委ねて無心に産道をくぐりぬける胎児(子)」という秘密を有するものであったのである。
 だから、このような事情から、[倭]の字源は「天体の運行が東から南に進むように、方位規定を90度転回して〔東〕を〔南〕にする方位の転位」をあらわすものとなった。
 『魏志倭人伝』は[倭]の字源に合致して「東に伸びる日本列島が南に伸びる」と記述する。だから、卑弥呼が統治した国家の名は「倭」となった。

 左に表示した幻冬舎ルネッサンスから出版された拙著『邪馬台国説が日本を滅ぼす』にて詳細に解説したように――中国沿岸地域の北部の北京・天津(てんちん)の気候は冷たく、南の呉の会稽(かいけい)の気候は暖かい。これに対し、日本列島の北緯34度15分の西の沖ノ島の気候は冷たく、同じ北緯34度15分の東の伊豆諸島の神津島(こうづしま)の気候は冬でも雪が降らず暖かい。
 そして、中国の北京・会稽の道里(距離)と日本列島の沖ノ島・神津島の距離はほぼ同じぐらいである。
 ゆえに、卑弥呼は中国の〔北冷〕と日本列島の〔西冷〕の気候が合致し、中国の〔南暖〕と日本列島の〔東暖〕の気候が合致する。そうすると中国の〔北〕と日本列島の〔西〕が〔冷〕で共通し、中国の〔南〕と日本列島の〔東〕が〔暖〕で共通する――この状況にもとづき、卑弥呼は中国大陸の南北の方向に日本列島の東西が伸びると立論した。
 この卑弥呼が立論した日本列島転回像論は小国の王たちや氏族の首長や夏音文字の学芸に精通する巫女や神官たちに、真実であると賛同された。この日本列島転回像論は、卑弥呼こそが夏音文字の学芸の最高権威者であると証明するものとなった。だから、当時の大王は夏音文字の最高権威者が選ばれるものであったゆえ、卑弥呼は女王に就任することになったのである。
 卑弥呼が立論した転回日本列島像論は[倭]の字源を示すものであったから、卑弥呼が統治する国の名は「倭」となった。
 卑弥呼が立論した日本列島転回地理は、朝廷は738年まで制定していた。

 竜安寺の石庭の第3群の横三尊の石組の母体の〔股〕から生まれる〔胎児の頭〕をあらわす空間は西を向く。この横三尊の西を天体の運行方向に合致させて北(濡れ縁や方丈がある北)に90度転回すると想定すると、[倭]の字源が成立する。
 つまり、横三尊の西を北に向けると、東の大石は南(油土塀がある南)に向くからである。
 だから、この〔東が南になる90度の転回〕は『魏志倭人伝』に「東に伸びる日本列島が南に伸びる」と記述される日本列島転回地理に合致する。
 横三尊の石組には、「倭」の字源を示す役割りがあった。
 また、5群の石組が配置される平庭は正方形が二つならぶ「長方形の暗黒天体部」を設計するものであるが、卑弥呼時代に「長方形の暗黒天体部」が天頂にめぐってきた時の南北に長い形にしないで、[倭]の字源にもとずいて90度転回する東西に長い形(南北10m・東西20m)に設計した。
 このように、竜安寺の石庭は[倭]の字源を基調にして設計される。
 ゆえに、『魏志倭人伝』に記述される転回日本列島地理は卑弥呼が立論した地理であり、国名「倭」は[倭]の字源を表示するものであったのである。

 以上のように、〈メス〉と発音する「生む」を意味する決定詞と、「キツネの皮の3枚を結びつけた魔除け」と「折りたたんだ布」の2字の表音文字の計3字のヒエログリフは[倭]の字源をあらわすものとなる。

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