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2013年10月22日 (火)

日本が滅びる・59

天照大御神・纏向王朝の「憎しみ」と「祟り」の始まり(2)

 

◆朝日新聞は2009529日の朝刊から、新井白石以来約280年間に及ぶ〔誤読〕を〔学術〕にしようとする学者たちの意見を真()に受けて、「奈良県桜井市に所在する箸墓(はしはか)古墳を卑弥呼の墓ではないか」という空論意見に則り、A図に示す纏向(まきむき)遺跡は邪馬台国であるという妄想を日本人の頭脳に植え付ける運動に肩入れする。
 『日本書紀』崇神天皇紀は「倭迹迹日百襲姫命(ととびももそひめのみこと)を箸墓に葬った」と明記する。だから、A図に示す箸墓古墳は倭迹迹日百襲姫命の墓であって、卑弥呼の墓ではありえない。
 箸墓・卑弥呼の墓説は古代史学の基本原則を知らない学者や学士たちが〔誤読〕を自由自在にあやつって善良な日本人を誑(たぶら)かし、“ゴキブリや害虫のような輩(やから)はとっとと死ね!”と日本人を徹底的に侮辱する荒唐無稽(こうとうむけい)の空論である。
 わがブログ「卑弥呼の逆襲:日本が滅びる・54」で――箸墓に葬られた倭迹迹日百襲姫命は天照大御神であり、崇神天皇の生母の伊香色謎命である。伊香色謎命は『古事記』上巻の伊耶那岐命の黄泉国訪問説話に登場する「黄泉国の伊耶那美命」であり、伊香色謎命は千引石(ちびきのいわ╱現在の和歌山県新宮市磐盾町に所在する神倉神社の御神体の「ごとびき岩」)の前で「汝(いまし)の国の人草(ひとくさ)、一日(ひとひ)に千頭絞(ちがしらくび)り殺さむ」すなわち「伊耶那美命が提唱した日本建国の〔愛〕の理念を尊ぶ日本人を一日に千人ずつ首を絞めて殺す」と誓った――ことを詳細に解明した。
 これゆえ、A図に示した箸墓の被葬者の「天照大御神とその子の崇神天皇王朝」を「天照大御神・纏向王朝」と名づけることにした。
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◆前回のブログ「卑弥呼の逆襲:日本が滅びる・58」にて、上記の天照大御神の[憎しみ]と「祟り」の出発点は、『魏志倭人伝』末部に記述された「帯方郡使の二度の檄の告喩(こくゆ)」の秘密と『古事記』孝霊天皇紀の「大吉備津日子命(おおきびつひこのみこと)と若建吉備津日子命(わかたけきびつひこのみこと)の二人は、連れだって、針間(はりま)の氷河(ひかわ)の前(さき)に忌瓮(いわいへ)を居()えて、針間を道の口として、吉備国を言向(ことむ)け和(やは)しき」と記述する吉備国討伐記事であることを解明した。
 B図に示す吉備国(現在の岡山県東部)は、『魏志倭人伝』が「卑弥呼と素(もと)より和せず」と記述する「狗奴(くな)国」であった。〔香川県の小豆島の地図の形〕は〔[](オオカミ)の姿〕に相似すると見立てられ、〔児島半島〕は〔天敵のオオカミの襲撃を察知して、子ども真ん中に隠して防御するために組む円陣の端のジャコオウシの姿〕に見立てられた。また、B図の〔岡山県東部の地宜〕は〔円陣を組むジャコウウシの群〕に見立てられた。[]の字源は「ジャコウウシ」である。したがって、「香川県の小豆島」の[]と「岡山県東部」の[]であるからして、「小豆島と岡山県東部」は「狗奴(吉備)国の中心」であったことになる。なお、「広島県東部と岡山県の吉備地方と香川県の小豆島」が「狗奴国の全域」ということになる。
 そして、わがブログ「卑弥呼の逆襲:日本が滅びる・54」にて、『播磨国風土記』の出雲の阿菩(あぼ)の大神説話は――C図に示す〔船尾〕となる部分にある「神阜(かみおか)」の地名の由来を説明するものであり、C図全域を「船の覆()せた形」と記述する。C図の〔船首〕に相当する地域に、『古事記』孝霊天皇紀の吉備(狗奴)国討伐記事「針間の氷河の前に忌瓮を据えて」という文に登場する「氷河」が所在する。これゆえ、『播磨国風土記』の出雲の阿菩の大神説話もまた、吉備(狗奴)国討伐を伝える史料であったことになる。

◆『日本書紀』崇神天皇紀は天照大御神・伊香色謎命・のちの倭迹迹日百襲姫命は「物部氏の先祖大綜麻杵(おおへそき)の女(むすめ)」と記載する。
 D図に示す「ジャコウウシ」は上記したように、「狗奴国」の[]の字源となる。また、「ジャコウウシ」は「物部氏」の[]と、また[]の字源でもある。というのも、“字書の聖典”とされる『説文解字』は「牛は大物と為()す」と解説するからである。
 今から約5000年前の五帝時代初頭の黄帝につかえた“漢字の始祖”の倉頡(そうきつ)は、E図に示す「十字の銀河」は〔すべての文字を生む母〕、「十字の銀河の子宮」は〔すべての文字を生む子宮〕と定めた。
 ジャコウウシは有史以前には広く北半球の寒帯に分布していたが、麝香(じゃこう)の芳香がする美味しい食肉となったために乱獲されて、多くの地方で絶滅し、中国でも絶滅した。ゆえに、「ジャコウウシ」は「犠牲(いけにえ)」の[][][][][]、そして「祟(たた)り」の[]の字源となった。
 上記した倉頡は〔秋の銀河と夏の銀河の各部の形状から、多数の漢字を作成する方法〕すなわち〔すべての文字は「十字の銀河の子宮」から生まれる〕という漢字作成原理〔鳥獣の足跡〕を発明したゆえ、“漢字の始祖”と崇拝された。倉頡は「ジャコウウシ」は漢字作成原理〔鳥獣の足跡〕を象徴する「聖なる獣」と定めた。ジャコウウシは子を真ん中に隠して円陣を作って子の命を守る。同様に、子宮に宿る胎児の命は骨盤に包囲されて守られている。だから、〔子を真ん中に隠してジャコウウシが作る円陣〕は〔胎児が子宮に宿る母体の骨盤〕に見立てられた。子を中心にして円陣を作る防御法は、オオカミには有効であるが、人間にとっては恰好(かっこう)の狩猟目標となったためにジャコウシは絶滅した。ゆえに、E図に示す「十字の銀河の子宮」は〔骨盤〕と〔人間に対して恰好の狩猟目標となって絶滅したジャコウウシの円陣〕に見立てられて、[]の金文形は「十字の銀河とジャコウウシの長い毛」を表現する図案となった。

◆わが国の古代中国文字研究の第一人者とされる故・白川静博士が著作した『字統』(平凡社)[]の字形を「呪霊をもつ獣の形」と指摘する。ジャコウウシはツンドラ地帯の厳しい寒さに耐えられる特製の毛足の長い防寒具・コートで全身がおおわれている。ゆえに、白川静著『字統』が[]の字形を「呪霊をもつ獣の形」と指摘した「獣」は「ジャコウウシ」ということになる。
 『古事記』孝霊天皇紀が吉備国討伐を伝える「針間の氷河の前に忌瓮を据えて」という文の「氷河」は「ジャコウシは氷で凍る平原に生息する」と伝えるものとなる。
 また、文中にある「忌瓮」の[]の字源を、『説文解字』は「憎悪するなり」と解説する。
 上記したように、「狗奴国」の[]と天照大御神の出身氏族の「物部氏」の[]の字源は、E図にて解明したように「祟り」の[]の字源をあらわす。
 ゆえに、天照大御神が指示した「針間の氷河の前に忌瓮を据えた吉備国討伐」は、天照大御神・纏向王朝が後年に『日本書紀』崇神天皇紀に記載される四道将軍を派遣して討伐した諸国はじめ大国主神が治める出雲王朝を征服した時の抵抗勢力への「憎しみ」と「祟り」の出発点となった。

◆山口佳紀(よしのり)・神野志隆光(こうのし・たかみつ)校注・訳者『古事記』(小学館)は「忌瓮」について――神事に用いる瓶(かめ)。その中に神酒を入れ、幣帛として木棉(ゆう)を取り付けた。底が尖っており、土を安定させたので「居(すゑ)」という。ここでは、土地の神の心を和しめためのもの――と注釈する。
 同書は忌瓮が据えられた「氷河」について――今の加古川のこと。加古川が兵庫県加古川市)加古川町大野の氷丘(ひおか)の下を流れ、氷丘が岬になっているので、氷丘のあたりを「氷河之前」と呼んだもの――と注釈する。
 上記した「忌瓮」と「氷河」の注にもとづくと――「氷河之前」は「氷に閉ざされたツンドラ地帯に棲むジャコウウシの祟りの精霊()の心に和す」ことになる。ゆえに、「針間の氷河の前に忌瓮を居()えて」の後ろの「吉備国を言向(ことむ)け和(やは)しき」という文は「氷河の土地神の心に和して、その霊がのりうつって憎悪と祟りをもって狗奴国の兵士たちを虐殺して征服し、国名を吉備国と改めた」と訳すべきことになる。
 上記の山口佳紀・神野志隆光校注・訳者『古事記』は「吉備国を言向け和しき」という文を「吉備国を言向け平定した」と訳する。この「吉備国を言向け平定した」という訳文には「倭国に反抗した狗奴国を憎悪と祟りの憤怒の心で討伐して滅亡させた」とする強烈な意が存在しないから、誤訳と評すべきことになろう。

[()][]が加わると、「和(やわ)しき」[]という字になる。

白川静著『字統』は[]の字形を「いねの象形。また軍門の象形。いねの字か禾穂(かすい)が垂れた形。軍門の字は標木(しめき)に袖木(そでき)をつけた形で、もとの形象は異なるが、のち同字とされ、一字にして別義のある字である。」と解説する。
 F図に示すように、〔禾穂が「十字の銀河の南(足元)で垂れた形」が「イネの象形」、〔禾穂が十字の銀河の北(頭部がある方)で垂れた形〕は「軍門の象形」となる。
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  イネは中国の長江や揚子江が所在する華南地方が生育地として適する。五帝時代の中国の天頂に「十字の銀河」がめぐってきたので、G図のように「禾穂が十字の銀河の南で垂れる象形」すなわち「イネは中国の華南地方で生育されたと示す象形」が[][][]の字源となった。
 司馬遷著『史記』五帝本紀は「黄帝軍は中国各地に遠征した」と記述する。ゆえに、今も黄帝を祭る廟(びょう)と墓が所在する陝西(せんせい)省黄陵(こうりょう)県橋山(きょうざん)が、黄帝軍が出発した「軍門」がある地となる。ゆえに、「軍門」は中国の北方に所在したので、F図に示すように、〔禾穂が十字の銀河の頭部がある北で垂れた形〕が「軍門の象形」となった。
 このため、H図に示すように「黄帝」の[]の古代字形における「矢の先端」すなわち「鏃(やじり)」は、「十字の銀河の北部」に向くようにデザインされた。黄帝は東洋最古の医学書『内経』を作った。しかし、当時は内臓各部の名称をあらわす文字が存在しなかった。この文字を考案するのが、黄帝につかえる史官(書記)の倉頡の役目であった。黄帝の医学研究は女性の生殖器を中心とするものであったゆえ、倉頡は〔女体の姿〕に観える天頂を通過する「十字の銀河」を「秋の銀河と夏の銀河各部の形状を図案して作ったすべての文字を生む妊婦(母体)」と定め、「十字の銀河」における「子宮」に観える箇所を「すべての文字が生まれる子宮」と定める漢字作成原理〔鳥獣の足跡〕を発明した。
 H図の[]の下部の〔円形部〕は「十字に銀河の骨盤・十字の銀河の子宮。また、女性の骨盤・子宮はじめとする生殖器」をあらわす。また、「黄帝軍の遠征」をあらわす[]は「女体」に相似する「十字の銀河」をあらわし、女性生殖器の研究に使用した女体を解剖したメスとなった「鋭い鏃」をあらわす。これゆえ、[][]の原字となった。

◆I図に示す[]の字源解説図は、倉頡が発明した漢字作成原理〔鳥獣の足跡〕の解説図でもある。
 倉頡は「すべての漢字が作られた秋の銀河と夏の銀河各部の全域」は[]の字源となる「十字の銀河」と、すべての文字が生まれる子宮である「十字の銀河の子宮」を[(べん)]と定めた。そして、「鬼の姿に似る銀河(鬼の横顔に似る銀河・鬼の身に相当する銀河)」を「秋の銀河と夏の銀河各部の形状を図案して生まれた子」と定めて、[]の下に[]を加えれば[]となることを示して、「秋の銀河と夏の銀河の各部の形状を観て、万物の情(イメージ)に類似するように考えれば、多数の文字を[]の十字の銀河の子宮から生むことができる」という漢字作成方法を発明した。

◆J図は、『古事記』孝霊天皇紀が吉備国討伐を伝える文における「吉備国を言向け和しき」の[]の解説図である。
 白川静著『字統』は、[]の字源を「窓の形と、口とに従う」と解説する。『説文解字』は[]の字源を「北に出ずる
(まど)なり。宀に従ひ、口に従ふ」と解説する。
 I図に示す「十字の銀河の子宮」は[]の字源銀河であるからして、『字統』の「窓」と『説文解字』の「北に出ずる牖」はJ図中央の「十字の銀河の子宮内の北側にある四角の窓の部分(暗黒部)」ということになる。
 H図とJ図の「鬼の横顔に似る銀河の口」は〔言葉を発する人の口〕に見立てることができ、[]の字源は「十字の銀河の子宮」であり、そして[][]は「中国北部の陝西省黄陵県橋山にあった黄帝軍の軍門」をあらわす。
 上記したように、司馬遷著『史記』五帝本紀は「中国各地を遠征した」と記述する。
 だから、「吉備国を言向け和しき」という文は「黄帝軍が各地を遠征して討伐したごとく、吉備国を討伐して滅亡させた」と、「討伐」や「征服」などの語を挿入する訳し方が正しいことになる。

◆わがブログ「卑弥呼の逆襲:日本が滅びる・18」において、『古事記』上巻の伊耶那岐命の黄泉国訪問説話を現代語訳した。この説話の末部は、今回の「卑弥呼の逆襲:日本が滅びる・59」の初頭部で指摘したように――千引石の前で伊耶那岐命に離縁を言い渡された時に、天照大御神(黄泉国の伊耶那美命)は「日本建国の〔愛〕の理念を尊ぶ日本人を、一日に千人ずつ首を絞めて殺す」と「憎悪」と「祟り」をあらわにして誓った――と記述する。
 ゆえに、わがブログ「卑弥呼の逆襲:日本が滅びる・36」で解説したように――『説文解字』は[]の字源を「箸なり」と解説する。ゆえに、天照大御神・倭迹迹日百襲姫命が葬られた箸墓の[]は、K図に示す[]の字源の「箸なり」をあらわすものにちがいない。これゆえ、「箸墓」の[]の字義は「死産した胎児をはさんで産道から掻き出す医術器具」であると考えられる。というのも、「箸墓」の[]の字義は千引石の前で誓った「一日に千人ずつ、日本建国の〔愛〕の理念を尊ぶ日本人の胎児の頭を絞め殺す」という「憎しみ」と「祟り」をあらわすものであることを、いずれ後日に私は「卑弥呼の逆襲:日本が滅びる」シリーズにて、A図の地図内に現在も残っている天照大御神・纏向王朝の遺物を示して具体的に証明する。だから、この遺物の形状にもとづくと、〔天照大御神が千引石の前で「日本建国の〔愛〕の理念を尊ぶ人民の母親が生む胎児の頭を、一日に千人ずつ絞めて殺す」誓った、その呪いで殺した胎児を産道から引きずり出するために挟む器具〕が、箸墓の「箸」と称されたと考えられる。
 「纏向」の[]の字源を、白川静著『字統』は――『説文解字』は[纏]を「繞(めぐ)らすなり」とあり、縄でまとめることをいう――と解説する。
 J図に示したように[]の字源銀河は「十字の銀河の子宮」である。「十字の銀河の子宮」は〔建国の〔愛〕の理念を尊ぶ日本国の人民の女性の子宮〕に見立てられた。
 だから、「纏向」とは「一日に千人ずつ、日本人の胎児の首に縄をくくりつけて絞め殺す」と意味する。
 このように「憎悪」と「祟り」を表示するおぞましい箸墓を卑弥呼の墓であったという空論意見を根拠にして、“纏向遺跡こそが邪馬台国であった”と学者たちは〔誤読〕を自由自在にあやつって虚妄(きょもう)や空論をまき散らす。したがって彼等は、福島原発の殺人放射能に負けまいと、日本人を一日に千人ずつ首を絞めて殺すぞと奇声を発する怪しげなイカサマ師の類(たぐい)となんら変わらないことになる。
 

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