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2014年7月 5日 (土)

日本が滅びる・110

学者たちは日本上古史の解明に必要な基本知識を有していない!

愛、あざやかに永遠であれ(49)・箸墓記事と天皇の王冠(15)

 

日本上古史研究には、夏音文字の学芸知識が事前に必要となる

 

◆現代の学者たちは、わが国が最初に漢字を修得したのは5世紀あるいは6世紀と断定する。この定説は複雑な歴史的事実を傲慢(ごうまん)に単純化して排除した錯覚である。

なぜならば、2世紀末から3世紀半ばまでのわが国の様子を記述する『魏志』倭人伝は(1)「倭の易における卜辞に用いる文字は、中国の殷代後半(紀元前1300年~同1050)に出現した令亀法(れいきのほう╱亀の甲羅に刻まれた契文=甲骨文字)のごとき文字であった」と明記し、また(2)「倭女王・卑弥呼が書く文字と魏都・帯方郡・諸韓国が文書に書く文字(楷書)は差錯(ささく╱相違)していたので、倭の伊都(いと)国の港において点検し確認して間違いが生じないように正しく変換していた」と記載するからである。

わが国の古代文字研究の第一人者とされる故・白川静博士が著作した『字統』(平凡社)9頁末~10頁初頭は〔わが国の漢字音〕と題して、下記のごとく「わが国には中国の上古音よりも古い、最古の漢字音が残っている」と指摘する。

「古紐や古韻の研究は、西洋の言語学・音韻学が取り入れられ、殊にその音韻史研究によってえられた諸法則が、原理的にほぼ適用しうるという関係もあって、カールグレーンがその方法を開いてから、急速な進展をみせている。そしてその結果、わが国の国語として残っている字音が、いま残されているもののなかで、最も古い時期のものであることが明らかになった。」

千賀四郎編集『日本古代史の旅3 邪馬台国』(小学館)30頁の注で「卑弥呼の文字を中国漢字の上古音で読めば〔ピミカ〕になる」と指摘する。したがって、「卑弥呼」の3字を「ヒミコ」と読む字音は――中国の上古音「ピミカ」よりも古い――わが国に残っている最古の漢字音である。

中国の正史『新唐書(しんとうじょ)』日本伝は――702年に中国に渡った第7回遣唐使が「後稍夏音(のちやや・かおん)を習う」と中国王朝に告げた――と記載する。この「後稍夏音を習う」は「壬申の乱の後、稍々(やや)夏音文字を復興することになった」と意味した。だから、その10年後の712年に完成した『古事記』の随所に〔音〕という遣唐使が中国王朝に告げた夏音文字が記載されることになった。つまり、『古事記』上巻に多数記載された夏音文字の字音こそが白川静博士が指摘する最古の漢字音である。

夏音文字は『古事記』上巻の他に、『魏志』倭人伝にも「卑弥呼(ヒミコ)」をはじめとする人名・小国名に用いられる文字として残存する。だから、上記の「倭の易に用いる文字は殷代の甲骨文字のごとき文字である」と「伊都国の港で卑弥呼が文書に書く夏音文字と魏都・帯方郡・諸韓国の楷書を正しく変換できた」という記事は真実を伝えるものとなる。

ゆえに、学者たちが「わが国が漢字を最初に習得したのは56世紀である」と断定する意見は『魏志』倭人伝と『古事記』を誤読して捏造した虚偽説ということになる。

秋田県鹿角(かづの)市に所在する国の特別史跡・大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)は今から約4050年前の中国の夏代初頭(わが国の後期縄文時代初頭)に作成された。この大湯環状列石の万座遺跡と野中堂遺跡には、司馬遷著『史記』夏本紀前半に登場する帝王の地位についた名門・益(えき)氏の王子(天祖)と若者たちが日本列島に移住して夏音文字の学術をわが国に根付かせた痕跡が現在も明確に残っている。

◆「天文」という語は、「天に多数の文字がある」から「天文」と呼ばれるのである。

「天の川」は「銀河」あるいは「銀漢」「天漢」とも呼ばれる。これゆえ、「銀漢から作られた文字」を略して「漢字」と名づけられた。

したがってA図の写真「天に存在する銀漢の各部(秋の銀河と夏の銀河の各部)の形状から作られた文字」であるゆえ「漢字」と呼ばれ、「天に万物のイメージをあらわす多数の文字がある」から「天文」ということになったのである。
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(C) 2014 OHKAWA

◆わがブログ「卑弥呼の逆襲・用語の解説」の「4・倉頡(そうきつ)が定めた3つの掟」で解説したように、“漢字の始祖”と崇拝された倉頡は、今から約5000年前の五帝時代初頭の黄帝につかえた史官(記録官)である。倉頡は漢字作成原理〔鳥獣の足跡〕を発明してA図の銀河各部の形状を万物の情(イメージ)に類するように図案すれば多数の文字を作成できるようにした。

現在の学者たちは【文字】を「ことばをあらわす記号」と定義する。 

このような学者たちの【文字】の定義とまったく異なり、倉頡が発明した【文字】は「医術・天文地理学はじめとする深遠な学術に使用するために、秋の銀河と夏の銀河各部の形状から作られた記号」であった。

これゆえ、倉頡はみずからが考案した文字が最も強大な権力、莫大な富、最高の名声を手に入れる方法であることに気づき、もしも反体制側の人々が文字の学識を手に入れて革命に利用したならば王朝は容易に滅亡すると警戒した。そこで、倉頡は下に列記する3つの掟を破った人物には神罰が下って即刻に死刑に処せられると定めた。

(1) 秋の銀河と夏の銀河の各部の形状から文字が作られたことを暴露した者 

(2) 文字を容易に習得するために、文字となる銀河各部に名称を付けた者 

(3) 書いた文字が用済みになったならば、文字を直ちに消さない者または消し忘れた者

 

(2)の倉頡の掟のために、文字となった銀河各部の名称が存在しない。また、世界中探しても、A図の銀河各部の名称は存在しない。ABCアルファベットはじめギリシャ文字やラテン文字の始原となる古代エジプト文字(聖刻む文字)を作った古代エジプト王朝も、反体制者たちに文字の学術を革命に利用されて王朝が滅亡するのを畏れて、文字を作ったA図の銀河各部に名称を付けることを禁じた。ギリシャ王国もローマ帝国も文字の学芸知識を革命に利用されることを畏れて、銀河各部に名称を付けることを禁じた。世界中の歴代大王たちは、倉頡と同じく文字が作られた銀河各部に名称を付けることを厳重に禁じた。この結果、A図の銀河各部の名称は存在しないことになった。

しかし、【各部の銀河が文字(字源・字形・字義)となった秘密】を明らかにし、その字源・字形・字義を解説するにあたって銀河各部に名称が存在しないのは極めて不便であるので、私はB図のごとく〔銀河各部の名称〕を定めた。
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(C)2014 OHKAWA

上記した倉頡が定めた(3)の掟のために、夏音文字は書いた文字が出土しない文字となった。だから、『魏志』倭人伝に記載された夏音文字は出土されていない。夏音文字は銀河各部の形状が文字(字源・字形・字義・字音)であり、天に存在した。

したがって、上記した『魏志』倭人伝の「倭には文字(夏音文字)があった」という二つの記事は真実を伝えていることになる。学者たちは【文字】は「ことばをあらわす記号」であると単純化して「天文」「漢字」の語源を考えようともしないため、【文字】は「深遠な学術に用いるために銀河から作られた記号」から起源したことにまったく気づかず、世界中の古代の大王たちは銀河各部に名称をつけなかった名残で、今日、銀河各部に名称が存在しない秘密に気づかない。このように、学者たちは根本的に誤る虚偽説に固執する。

◆今から約3300年前の殷代後半の遺跡から出土した甲骨文字=契文によって、上記する倉頡が定めた(3)の掟を破られたが、契文は(1)(2)の掟を厳重にまもった。このため、文字は銀河各部から作られた事実に今日の学者は誰一人気づかず、また前述したように文字となった銀河各部の名称も今日において存在しないことになった。

6世紀末から始まる隋代(589618)に完成した楷書の字源・字形・字義もまた、A図の銀河各部の形状からの産物であった。ゆえに、楷書の字形を革命的に一変せずに保存したわが国の当用漢字の字源・字形・字義もまた、A図の銀河各部の形状であったことになる。

 3世紀、魏都・帯方郡・諸韓国が用いる楷書の字源・字形・字義は、卑弥呼が用いる夏音文字と同じA図の銀河各部の形状であった。だから、伊都国の港ではA図の銀河を仰ぎ見て、楷書と夏音文字を正しく変換することができたのである。

◆倉頡がつかえた黄帝は東洋最古の医学書『内経』を作ったと伝わる。この『内経』はC図に示す〔女性の生殖器〕と〔胎児の出産〕を中心とした人体の研究であった。

黄帝につかえる倉頡の史官(記録官)の倉頡は、その役目柄、黄帝の〔女性の生殖器、胎児の出産〕の研究をあらわす記号を作成しなければならないことになった。
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(C) 2014 OHKAWA

 五帝時代初頭の中国全土の天頂に、B図左上の私が「十字の銀河」と名づけた銀河がめぐってきた。D図左図が示すように、「十字の銀河」の右(西)側半身には乳房に相似する箇所、妊婦のおなかのごとくに観える箇所(右足のようにも見える箇所)、そして〔女性の体内にある子宮〕が透けて見えるような、D図に「子宮」と記した箇所がある。

ゆえに、黄帝の研究をあらわす記号を考案する任務を課せられた倉頡はA図の銀河各部の形状から作られたすべての文字は、「十字の銀河の子宮」から生まれるように定めた。これゆえD図左図の金文は、[]の字源・字形・字義となる「十字の銀河」を「胎児が子宮に宿る妊婦の正面形」の図案となった。そしてD図右図に示すように、すべての文字を生む母体となる「十字の銀河」は[(べん)]の字源・字形・字義となり、「鬼の姿に似る銀河」は〔「十字の銀河の子宮」から生まれた胎児〕に見立てられて[]の字源・字形・字義となり、[]の下に[]が加わる[]の字が生まれた。

この[][]は――すべての文字の母体は「十字の銀河」、すべての文字は「十字の銀河の子宮」から生まれる――と定めた倉頡が発明した漢字作成原理をあらわした。これゆえ、妊婦の姿に酷似し子宮部が浮いて見える「十字の銀河」によって倉頡が発明した漢字の造化(造形)理論は中国の人々はじめわが国の縄文の芸術家にも理解されることになった。

 このような事情から、C図に示した女性の生殖器とE図に示す胎児の出産の医学知識は文字の学術の基本知識となった。

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(C) 2014 OHKAWA

F図の上部に示すように「鬼の姿に似る銀河」は〔頭が誕生する新生児〕に見立てられて、漢字作成原理の要素となるD図右図の[]の字源・字形・字義となった。

◆前回のわがブログ「日本が滅びる・109」で解説したように、G図の「十字の銀河」は〔地平線・水平線〕に見立てられて、「三つ輪の銀河」は〔地平線・水平線から昇る夏至、春分・秋分、冬至の太陽〕に見立てられて[]の字源・字形・字義となった。「十字の銀河の子宮」は[]の「三つ輪の銀河」の下に在るゆえ楷書の「日下」の語源となり、また「十字の銀河の子宮」は夏音文字の「玖沙訶」の語源となった。
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(C) 2014 OHKAWA

「三つ輪の銀河」は〔天(宇宙)の崩壊する禍(わざわい)=祟り〕に見立てられ、「十字の銀河」は〔天の崩壊を禦(ふせ)ぐつっかいの柱・つっかい棒〕に見立てられて[]の字源・字形・字義となった。「真っ黒な夜空に無数に輝く星たちが密集する三つ輪の銀河」は〔玉のように円い〕ので「玉に似た黒い美しい石」を字義とする[]の字源・字形になった。「三つ輪の銀河に密集する無数の星」は〔砂()〕に見立てられて[]の字源・字形・字義となり、「三つ輪の銀河」は〔大海(東シナ海)〕に見立てられ、「十字の銀河」は〔中国海岸線の砂浜〕に見立てられて[]の字源・字形・字義となった。[]の字義は「神に祈る声」、[]歌の初文となり、古代の人々は〔胎児の出産を神に祈り、巫女たちは胎児の出産を歌にして祈った〕。

以上のごとく、「十字の銀河の子宮」は〔清らかな水が湧き出る泉の底から[]の玉のように美しい黒い小石と沙が舞いあがる地下水〕と〔羊水が湿潤(しつじゅん)する産道を湧き出る地下水のごとく頭を回転して出産する胎児〕に見立てられたため、「十字の銀河の子宮」は「日下=玖沙訶」の語源となった。

◆H図に「帯」と記した「帯状の銀河」が、夏音文字の「多羅斯」の語源であった。

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(C)2014 OHKAWA

「帯状の銀河」は(1)「十字の銀河の胸部」から「鬼の姿に似る銀河の額(ひたい)に垂れ、(2)「十字の銀河の右足(腹部)」から「鬼の姿に似る銀河の口」に垂れるように見えるので、「多羅斯」は「垂らし」ということになる。

「十字の銀河」は五帝時代から紀元前3世紀の秦の始皇帝の時代まで中国の多くの天頂緯度線が貫通したゆえ、[]の字義は「おおい」となった。[]の上の[(もう)]の字源は「網(「十字の銀河」を斜めに交叉した緯度線と経度線)」であり、[]の下の[]の字形は「隹(小鳥)をつなぐ形」であるので、[]の字源は「隹を捕える網」となった。

H図に示す「十字の銀河の胸部」と重なる「M39」という肉眼で見える明るい散開星団は、I図に示すように〔鳰(にお)と浮巣〕(J図参照)に相似するので[]の字源となった。「十字の銀河の子宮」も[]の字源となり、[]は「鳰のような隹(小鳥)をあらわす総称」となった。H図に示すように、「十字の銀河を交叉する緯度線と経度線」は〔隹を捕まえる網〕に観えるので[]の字源となった。

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[]の字源は、H図に示すように「十字の銀河か分かれる帯状の銀河」である。

だから、楷書の[]と夏音文字の「多羅斯」は同義となった。

◆『古事記』序の末部で、太安万侶は「此(かく)のごとき類(たぐい)は、本(もと)のままに改めず」という文をもって「日下と玖沙訶は同義、帯と多羅斯が同義である理由・根拠のたぐいは、『古事記』を読むにあたって事前に当然知っていなければならない基本知識であるからして、訓や音(夏音文字の字音)などの注を加えて改めることをせずにそのままにした」と指摘する。

しかし、新井白石(16571725)以後の学者たちは安万侶が「此のごとき類」と表現した「日下=玖沙訶」と「帯=多羅斯」の同義は銀河から生まれた文字学の基本知識の一例を示したものであることにまったく気づかず、安万侶が「此のごとく類」と指摘したところの〔『古事記』を読むにあたって事前に備えていなければならない基本知識〕に該当する[]と[字]の字源は倉頡が発明した漢字作成原理を示すものであることをも知らず、そしてわが国の幾つかの史跡・遺跡・遺物や文献は〔倉頡が発明した漢字作成原理〕が〔女性の生殖器、胎児の出産〕を基に発明された秘密を伝えるものであることも学者たちは知らない。

ゆえに、今日、銀河から文字が作られた秘密は学問から排除されることになった。

学者たちは安万侶が語る『古事記』上巻を読解する心得をことごとく排除するため、彼等の解釈は『古事記』上巻に記述された趣旨と異なる完全なる〔誤読の産物〕となった。

◆わがブログ「日本が滅びる・107」で解説したように、『古事記』序の冒頭で安万侶が作った「それ混元すでに凝()りて、気象未だ効(あらは)れず。名も無く為(わざ)も無し。誰(たれ)かその形を知らむ。しかれども乾坤(けんこん)初めて分かれて、参神造化(さんしんぞうか)の首(はじめ)を作()す」という文は、「今から約4050年前の後期縄文時代初頭(中国の夏代初頭)、土器・土偶を作った縄文の芸術家たちが益氏の王子と若者たちがもたらした夏音文字の学芸を習得した」と表現するものであった。

また、次に続く「陰陽ここに開けて、二霊群品(にれいぐんぴん)の祖と為()る」という文は「ここに陰の伊耶那美命が提唱し陽の伊耶那岐命が受け継いだ【日本建国の〔愛〕の理念】がわが国のすべての生みの親となった」と伝えるものであり、【日本建国の〔愛〕の理念】を後世に伝えることを目的にして『古事記』作成された事実について学者たちは誰一人気づかない。現在の出版されるすべての書物は【日本建国の〔愛〕の理念】を憎悪して呪い祟った天照大御神を最も偉大な先祖であると崇拝する解釈となっており、安万侶の指摘と真逆の完全なる誤読の産物となっている。

 さらに、わがブログ「日本が滅びる・108」で解説したように、『古事記』序の中半にある「潜龍元(せんりょう・げん)を体(たい)し、洊雷(せんらい)期に応ず」という文は〔銀河から文字が作られた秘密〕を伝えているものであった。

新井白石以前の源頼朝・足利尊氏・織田信長・徳川家康は安万侶が「此のごとき類」と指摘した学術知識を有して朝廷に対抗する武家政権を樹立した。だから、彼等は現代の学者と違って『魏志』倭人伝と『古事記』上巻を正しく読解できた。

したがって、現在の学者たちの解釈・意見は紛れもなく〔誤読の空論〕である。

◆白石と同様に西洋近代科学の合理の考え方を取り入れた山片蟠桃(やまがたばんどう╱17481821)は『夢の代(しろ)』を著作して、下記のごとき〔誤読の空論〕の戯言(たわごと)を述べて『日本書紀』を編纂した舎人親王を批判するが、自らの意見こそが“夢のまた夢の事実無根の妄想の産物”であったことに気づいていない。

「漢土文字ヲ製シテ四千年、日本文字渡リテ千四五百年、ソレヨリ前ハ知ルベカラズ、然ルニ神代ノ巻ハ舎人親王ノ撰ニシテ、是ヲ知リ玉ハザルにアラズ、只太古ノコト聞ママニ筆シテ、一書ト云テ博ク伝フルノミ、是ヲ知ラズシテ、サマザマノ註釈回護ノ説ヲナシ、一句一字ニオイテモ、方便教訓ヲ加ヘテ、尾鰭(おひれ)ヲ付テ解ヲナスモノハ、後人ヲ惑ハスモノナリ。」

わが国の湯川秀樹博士が先駆者となって1980年代に入ると欧米の先端科学者たちは何度も国際会議を開いて、白石や蟠桃が取り入れた17世紀初めのデカルトから始まる近代科学の考え方には幾つかの誤りが存在すると警告した。

近代科学の考え方における誤りの一例を、先端科学者たちは「近代科学の合理の考え方は複雑な問題を深く思考せずに複雑さを排除して、傲慢に単純化してしまう誤りを有する」と指摘する。

舎人親王に『古事記』序を書くことを指名された太安万侶は「古事記上巻 序并」と題して『古事記』の序文の内容は複雑であると明示し、わが国の漢字の伝来は複雑な歴史を有して夏代初頭に銀河各部を文字とする夏音文字が伝来していることと漢字は「ことばをあらわす記号」ではなく「王朝の権力基盤となった深遠な学問に用いられた記号である」という事実を記述した。ところが、学者たちは近代科学の考え方の「傲慢な単純化」を用いて〔誤読〕して、このブログ初頭で説明した夏音文字が伝来した歴史を抹殺する。

 このように、1980年代における先端科学者たちの警告に聞き耳を持たず、21世紀になっても相変わらず白石や蟠桃と同じく西欧近代科学の考え方は全面的に正しいと信じる日本古代史学者たちは、『古事記』と『日本書紀』に記述された日本上古史の真実を〔誤読〕で台無しにする。

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