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2014年11月19日 (水)

日本が滅びる・141

すべての日本国民は真実の日本国誕生史を知る権利がある

ますらおたちの黙示録╱愛、あざやかに永遠であれ(8)

 

ほんとうの日本と、ウソの日本(1)

 

◆前回のわがブログ「日本が滅びる・140」で注目した『古事記』上巻の伊耶那岐命と伊耶那美命説話における〔国生み〕の条の冒頭にある、二度目の伊耶那岐命と伊耶那美命の淤能碁呂島(おのごろしま)の聖婚は『魏志』倭人伝末部の記事と直接関わっていたことを証明した。

現在の学者たちは、『古事記』上巻の記述を忠実に読解せずに多数の「誤読」に“文献批判”という名を付ける方法を正しい考え方であると思い込んでまったく疑わない。しかしこの文献批判=誤読に則る考え方は根本的に誤っている方法であるので、『魏志』倭人伝末部の記事と『古事記』の〔国生み〕説話が直接的に関連する事実に気づくことができない。

『古事記』上巻の記事は文献批判=誤読を加えないで忠実に読解して深く思考してはじめてれ歴史いいかえるとほんとうの日本が解明できる仕組みになっている。

◆わがブログ「日本が滅びる・138」で証明したように、『古事記』上巻に登場する伊耶那岐命は小国・日本の軍王(いくさのおおきみ)でありまた第9代開化天皇であり、伊耶那美命は開化天皇の正妃の竹野比売(たかのひめ)であり、天照大御神は開化天皇(伊耶那岐命)の第二后で継母の伊迦賀色許売命(いかがしこめのみこと)であった。

前回のブログ「日本が滅びる・140」にて、『魏志』倭人伝末部に登場する「狗奴(くな)国との戦況を説明した載斯烏越(そしあお)」は「小国・日本の軍王の伊耶那岐命」である。そして、帯方郡使の張政が作った(1)(軍書)の告喩に従わなかった前者の倭女王・壱与(いよ)は伊耶那美命であり、張政が作った(2)の告喩に従って狗奴国を滅亡させた伊耶那美命の代役をつとめた後者の壱与は天照大御神であった。したがって、『魏志』倭人伝末部には二人の壱与(伊耶那美命と天照大御神)が記載される。

帯方郡使の張政は二度も檄を作って壱与に狗奴国を討伐する正当性を告げ喩(さと)した。というのも前者の壱与=伊耶那美命は狗奴国討伐に反対し、彼女は狗奴国と話し合って平和的解決を主張して張政の檄で告喩(こくゆ)する説得を聞き入れなかったからである。このため、張政治は二度も檄を作ることになり、後者の壱与の代役になった天照大御神は狗奴国を討伐すべきであるという意見の持ち主であったゆえ張政の告喩に従って狗奴国を滅亡させた。

前回のわがブログ「日本が滅びる・140」はじめ5358597478などの各回でも詳細に証明したように、『魏志』倭人伝が「倭女王の卑弥呼と素より不和であった」と記述する男王卑弥弓呼が治める狗奴国の範囲は――A図に示す現在の香川県の小豆島と岡山県すなわち旧国の美作・備前・備中・備後東部つまり広島県東部であった。

狗奴国の中心地域は、B図に示す山陽の吉備地方であった。

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(C) 2014 OHKAWA

前述したように、倭女王壱与・伊耶那美命は魏との軍事同盟の約束を示す帯方郡使の張政(ちょうせい)の檄の告諭を聞き入れず、狗奴国討伐を拒絶した。このため倭女王の代役をつとめた天照大御神はじめ倭王朝は、伊耶那美命は倭女王失格で無責任であると激しく非難し、伊耶那岐命と離縁して倭女王を退位せよと迫った。しかし、伊耶那岐命は伊耶那美命との離縁を拒絶し、二度目の結婚式をおこなって伊耶那美命と強い愛で結ばれることになった。この歴史は『古事記』上巻の伊耶那岐命と伊耶那美命説話における〔国生み〕の条の冒頭にある二度目の淤能碁呂島(おのごろしま)の聖婚記事となった。

この〔国生み〕説話は、小国・日本の女王にして倭女王となった伊耶那美命が提唱した【日本建国の〔愛〕の理念】を【銀河の形状】で明確に表示する。いいかえると、〔国生み〕説話は【ほんとうの日本】を示している。この〔国生み〕説話に『古事記』作成目的にして『古事記』のテーマとなった【銀河の形状で明確に示された歴史】は文献批判=誤読を駆使する学者たちにはまったくキャッチできない。だから、今日の学者たちが主張する日本神話の定説は〔ウソの日本〕を語る虚偽となる。

◆狗奴国討伐の歴史は『古事記』中巻の孝霊天皇紀の末部に記載された。

天照大御神の指図で行われた狗奴国討伐儀式の忌瓮(いわいへ)が据えられた「氷河(ひかわ)」は、C図に示す現在の兵庫県加古川市加古川町大野の氷丘(ひおか)の下を流れる加古川であるとされる。

伊耶那岐命と伊耶那美命の二度目の結婚は、淡路島の伊弉諾(いざなぎ)神宮(兵庫県淡路市多賀740)で行われた。

C図に示すように、伊弉諾神宮は氷丘と同経度(東経13451)となる真南に所在する。

伊弉諾神宮の主祭神は伊弉承尊(伊耶那岐命)と伊弉冉尊(伊耶那美命)である。

わがブログ「日本が滅びる・57」で詳細に解説し証明したように――淡路島の南にある諭鶴羽(ゆづるは)山地の「諭」は「伊耶那岐命と離縁して倭女王を退位すると決意した伊耶那美命を伊耶那岐命が諭(さと)したこと」をあらわし、「鶴羽」はD図に示す「雌雄がたがいに羽をひろげて求愛するタンチョウツルのダンス」をあらわした。

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(C) 2014 OHKAWA
 

だから、伊耶那岐命と伊耶那美命は伊弉諾神宮において求愛ダンスをする雌雄のタンチョウツルのごとく愛を誓い合う結婚式をおこなったことになる。

上記したように天照大御神は倭女王・壱与=伊耶那美命の代役となって、狗奴国を滅亡させた。伊耶那美命は倭女王の責任をはたさずに狗奴国討伐を拒絶したと批判・非難され、倭政府や天照大御神から伊耶那美命に倭女王を退位し小国・日本の軍王の伊耶那岐命と離縁することを要求された。ところが、伊耶那岐命は伊耶那美命との離縁を拒み、天照大御神が指図して狗奴国討伐の忌瓮儀式がおこなわれた氷河と同経度の淡路島の地所(伊弉諾神宮)において二度目の結婚式をおこなった。

以上のような解説を、前回のブログ「日本が滅びる・140」にておこなった。

◆上記した淡路島南部に所在する山地名「諭鶴羽」は「倭政府や天照大御神は伊耶那美命に倭女王から退位すべきであると迫ったが、伊耶那岐命は伊耶那美命の狗奴国征伐に反対して平和的な話し合いを優先すべきという意見は正しかったと庇って倭女王から退位してはならないと諭し、タンチョウツルの羽をひろげておこなう求愛ダンスを演ずる〔愛〕の結婚式を伊耶那岐命と伊耶那美命がおこなった歴史」を今日に伝えるものとなる。

Image

上に掲げる銀河のカラー写真を、わがブログ「日本が滅びる・134」において「銀河Ⅰ」と名づけた。銀河Ⅰは、観察者の視界の中に少し光が入ったときの瞳孔の絞り(虹彩/こうさい)によって変化する銀河各部の形状を示す。この銀河Ⅰには「諭鶴羽」の由来となったタンチョウツルの姿が出現する。

銀河Ⅰにおける銀河各部の形状と名称は、E図のごとくになる。

Img_20141119_0002_9

E図に示すように、「人の横顔に酷似する銀河の額(ひたい)」の部分は国際天文学会で「北天の最輝部(さいきぶ)」と名づけられている。「北半球に住む人々が見える銀河の範囲において、最も銀白色に輝いて見える銀河部」であるゆえ「北天の最輝部」と名づけられた。

E図右側に示すように、銀河Ⅰにおける「北天の最輝部」は「飛翔するタンチョウツルの姿」と化す。

また、E図左側に示す「十字の銀河とその南部の銀河」の形状は「求愛ダンスする雌雄二羽のツルの姿」と化す。

前々回のわがブログ「日本が滅びる・139」で解説したように、「求愛ダンスするツルの頭部」に変化する「十字の銀河」は[]の字源・字形・字義となった。

E図に点線で示す曲線は、北緯3428分の伊弉諾神宮の天頂緯度線である。

E図が示すように3世紀後半に伊弉諾神宮の天頂にめぐってきた[]の字源の「十字の銀河」と「十字の銀河南部の銀河」の形状は「求愛ダンスする雌雄二羽のツルの姿」と化し、「北天の最輝部」は「飛翔するタンチョウツルの姿」と化す。だから、C図の淡路島南部の「諭鶴羽」という山地名は、求愛ダンスをするタンチョウツルのごとく伊耶那美命と伊耶那岐命が〔愛〕の結婚式をおこなった歴史を今日に伝えていることになる。

以上のごとく、『古事記』は「伊耶那美命が提唱して伊耶那岐命が受け継いだ【日本建国の〔愛〕の理念】が最も大切なものである。天照大御神が求めた強大な権力よりも〔愛〕のほうが優る」と後世に伝える歴史書であったのである。 

他方、今日の学者たちの日本神話を論考する定説は天照大御神をヒロインとするウソの日本を示すものとなる。この定説は文献批判を加えて成立する。だから、学者たちの思考基盤の文献批判の実体は誤読であり、学者たちが主張する日本神話の定説はまさしく誤読の空理空論ということになる。

 
◆太安万侶は『古事記』の序の冒頭の「それ混元すでに凝()りず、気象未だ効(あらは)れず。名も無く為(わざ)も無し。誰(だれ)かその形を知らむ。しかれども乾坤(けんこん)初めて分かれて、参神造化(さんしんぞうか)の首(はじめ)を作()す。陰陽斯(ここ)に開けて、二霊群品(にれいぐんぴん)の祖(おや)と為()る」という文をもって、〈ほんとうの日本〉の歴史を知る方法を記述した。

わがブログ「日本が滅びる・139」で詳細に解明・証明したように、上記の文にて安万侶は「大昔、わが国の前期縄文時代(中国の三皇時代)の以前においては天頂を通過した銀河の形状は混然として形として凝固するものでなかったので、その気や象(かたち)をあらわすことも、名をあらわす文字も存在せず、その形状を後世に伝える土器や土偶などの造化物を作ることができなかった。しかし、前期・中期・後期の縄文時代には[][]のイメージや[]に相似する銀河部が天頂にめぐってきたので、わが国では天頂にめぐってきた銀河の形状を後世に伝える深鉢(土器)や土偶を作る参神造化(芸術)の神が確立された。そして、中国の夏代初頭=わが国の後期縄文時代初頭、夏()の始祖・禹()の後に帝王となった益の孫の王子(天祖)と若者たちが日本列島に移住して夏音文字をもたらした。縄文人たちには益氏が話す夏音の言葉はまったく理解できなかったが、前期から後期初頭までの約2千年にわたって天頂と天頂周辺にめぐってきた銀河各部の形状をモデルにして土器や土偶を作った参神造化の芸術の伝統を受け継ぐ芸術家たちによって、益氏の若者たちが天を指差し地面に絵を描いて説明する夏音文字が理解されて習得された。というのも、【夏音文字の字源・字形・字義】は【銀河各部の形状】であったからである。そして、〔愛〕を小国・日本の国作りの柱とした陰の伊耶那美命とこの【日本建国の〔愛〕の理念】を受け継いだ陽の伊耶那岐命が、この日本のすべてのものの生みの親となった。」と語るものであった。

また、安万侶は『古事記』序の末部で「(楷書の)日下は(夏音文字の)玖沙訶(くさか)(楷書の)帯は(夏音文字の)多羅斯(たらし)と謂う」と書く文で「夏音文字以外の【楷書の字源・字形(字形の原形)・字義】もまた【銀河各部の形状】である」と指摘する。したがって、安万侶は「【『古事記』上巻に用いられるすべての文字の字源・字形・字義】は【銀河各部の形状】である。ゆえに、『古事記』上巻の文字を銀河各部の形状に変換すれば、『古事記』上巻に記述された歴史が解明できる」と〈ほんとうの日本〉を解明できる方法を指摘した。

だから、太安万侶は――()【日本建国の〔愛〕の理念】を提唱した伊耶那美命とこの【日本建国の〔愛〕の理念】を受け継いだ伊耶那岐命の二神が日本のすべてのものの生みの親(先祖)となった歴史を伝えるために作成された。()【『古事記』の上巻に用いられるすべての文字の字源・字形・字義】は【銀河各部の形状】である事実を知ると、『古事記』上巻のテーマである()の真実が解明できる――と語っていた。

ゆえに、安万侶が『古事記』序で【『古事記』上巻に用いられるすべての文字】は【銀河各部の形状】である」と解説・指摘する事実を学者たちは排除して勝手に多数の誤読(文献批判)を加える方法だと――『古事記』上巻はあたかも皇室が最も崇拝する天照大御神を偉大視して絶賛する書物となり、〈ウソの日本〉の歴史を語る偽書と化す。

◆【漢字は銀河から作られた。したがって、漢字の字源・字形・字義は銀河の形状であるという事実】を伝える史料は『古事記』のみ一書ではない。中国の『易経』繋辞上・下伝の記事、37の章から成る『老子』上篇(道経)2世紀初頭に許慎(きょしん)が著作した“字書の聖典”とされる『説文解字』などがある。また、「漢字は銀河から作られた」と指摘するものではないが、白川静著『字統』(平凡社)の解説は銀河の形状に合致するゆえ、『字統』もまた【漢字の字源・字形・字義は銀河の形状である事実】を示す文献となる。 

以上からして、『古事記』序で安万侶は『古事記』が作成された当時の状況を――朝廷は“皇祖・天照大御神が夏音文字の学芸に精通する聡明で偉大な先祖であったと後世に伝えるために夏音文字を復興せよ。しかし、天照大御神が【日本建国の〔愛〕の理念】を呪い祟って人民を苦しめた史実をすべて削除する偽書を作れ”と欲求した。けれども編纂スタッフは朝廷の欲求に従ったかのごとくに見せかけて、天照大御神が憎悪した【日本建国の〔愛〕の理念】を提唱した伊耶那美命と【日本建国の〔愛〕の理念】を受け継いだ伊耶那岐命の二霊(先祖)の歴史をテーマにして『古事記』を作成した。ゆえに『古事記』は朝廷に逆らって天照大御神の聖性を汚す書物であるので、ゆめゆめ『古事記』上巻に誤読(文献批判)を加えあるいは深く考えずに記事の上っ面だけをとらえて天照大御神を讃えるような誤った解釈に絶対に陥(おちい)ってはならない――と注意するものであったのである。

 

神前結婚においては、神主は伊耶那岐命と伊耶那美命の両神に新郎新婦の名と住所を告げて愛と幸福を願う儀式をおこなう。他方、天照大御神は神前結婚に登場しない。天照大御神は皇室が崇拝する至上神であり、伊耶那美命と伊耶那岐命は人民(日本人)が崇拝した至上神であったのである。ゆえに、タンチョウツルは人民の結婚を祝福する様々な物を飾る意匠となった。このような神前結婚のスタイルは『古事記』の〔国生み〕の条で語られる二度目の淤能碁呂島の聖婚儀式に由来するものであり、D図下部の山地名の「諭鶴羽」に由来するものであったのである。

〔国生み〕説話には、『古事記』編纂スタッフが天照大御神の強大な権力重視の政策を否定して後世に【日本建国の〔愛〕の理念】のほうが優ると後世に伝えた『古事記』の作成目的が明確に示される。ゆえに、次回から数回費やして『古事記』作成目的=ほんとうの日本の解明に努める。

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