#02 邪馬台国説はフェイクであった!
★邪馬台国説は『魏志倭人伝』の約44パーセント・約880字の記事を【誤読】して、日本国民を騙(だま)す詐欺(さぎ)・ウソ八百です!
◆邪馬台国論争の資料『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』はおよそ2000字で構成されています。
(1)『魏志倭人伝』冒頭の「倭人(わじん)は帯方(たいほう)の東南、大海の中に在り」という文から「此れ女王の境界の尽(つ)くる所なり。其の南に狗奴(くな)国有り」という文までの記事と、
その後にある『魏志倭人伝』前半末部の(2)「倭の卜辞(ぼくじ)」に関する記事と、
さらに『魏志倭人伝』後半の(3)「伊都国」について説明する記事――この(1)(2)(3)の記事の文字数はおよそ800字となります。
◆上記の『魏志倭人伝』の全記事の約40パーセント・約800字の記事は、白石以来学者たちが300年【誤読】を加えて排除(はいじょ)・不明にしてしまった重大な事実を下記のごとく説明するものだったのです。
――今から約5000年前、中国の五帝時代初頭の黄帝時代に文字(漢字)が発明された。
この黄帝時代から約3200年後の2世紀末から3世紀半ばにわが国最初の国家を創設した卑弥呼(ひみこ)王朝は、黄帝時代に発明された漢字作成方法を権力基盤にした。
ゆえに、(一)『魏志倭人伝』冒頭の「倭人」という記述と(二)対馬国から狗奴国までの倭の30ヵ国の小国名は漢字作成方法(原理体系)を明確に知ることができる資料であった。
言いかえると、卑弥呼王朝の権力基盤は黄帝時代に発明された漢字作成方法であった。
上記のごとく、『魏志倭人伝』の約800字の記事によって、中国においてもわが国においても、現在においてまったく不明になった〔今から約5000年前に発明された漢字作成方法(原理体系)〕を完璧(かんぺき)な状況で、われわれは知ることができます。
したがって、『魏志倭人伝』は【誤読】を一ヵ所も加えなければ【黄帝時代に発明された漢字作成法が完璧な形で保存されていること】が解明できる重大な文献だったのです。
この事実は、拙著『日本国誕生史の証明』で詳細に具体的に科学的に解説し証明しました。
◆『魏志倭人伝』の後半部にある「女王国の東、海を渡ること千余里にして復(ま)た国有り。皆(みな)倭種なり。また、侏儒(しゅじゅ)国有り。其の南に在り。人の長(たけ)三、四尺、女王去ること四千余里。又、裸(ら)国・黒歯(こくし)国有り。復(ま)た其の東南に在りて船行一年にして参問至る可(べ)き。倭の地を参問するに、海中洲島(しゅうとう)の上に絶在し、或いは絶え或いは連なり、周旋(しゅうせん)五千余里可(ばか)り」という記事は、76字で構成されています。
この76字の記事は、要するに下記のごとく説明するものであったのです。
――紀元前2070年~同2050年頃の中国の夏代(かだい)初頭、言いかえるとわが国の後期縄文時代初頭、中国から原初漢字の夏音(かおん)文字が伝来し夏音文字の学問と、さらに夏代初頭より約1000年前の黄帝期に発明された漢字作成方法がわが国に伝来して習得された。
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◆ゆえに、『魏志倭人伝』は約44パーセント・約880字の記事をもって「卑弥呼王朝の権力基盤は今から約5000年前に発明された漢字作成方法と今から約4070年前にわが国が習得した夏音文字であった」と説明していることになります。
わが国は夏音文字を習得していましたから、「卑弥呼」の3字を「ヒミコ」と読む漢字音は夏音文字の字音であったのです。
わが国の国語として残った夏音文字の字音は、現存する最古の漢字音であると音韻学(おんいんがく)によって解明されています。
◆わが国の中国古代文字研究の第一人者とされる白川静博士は著書『字統(じとう)』(平凡社発行)の9ページの後ろから3行目から10ページの前から3行目までで〔わが国の漢字音〕と題して、わが国には最古の漢字音が残っていると、次のごとく指摘します。
「古紐(こちゅう)や古韻(こいん)の研究は、西洋の言語学・音韻学がとり入れられ、殊(こと)にその音韻史研究によってえられた諸法則が、原理的にほぼ適用しうるという関係もあって、カールグレンがその方法を開いてから、急速な進展をみせている。そして、その結果、わが国の国語として残されている字音が、いま残されているもののなかで、最も古い時期のものであることが明らかになった。」
上記のごとく、わが国には中国に現存する最古の漢字音よりももっと古い現存する最古の漢字音が残っています。
つまり、『魏志倭人伝』に登場する「卑弥呼」を「ヒミコ」、「壱与」を「イヨ」、「載斯烏越」を「ソシアオ」、「難升米」を「ナシメ」と読むと、中国に現存する最古の漢字音より古い、現存する最古の漢字音の「夏音文字の字音」ということになります。
現存する最古の漢字音である夏音文字は、『魏志倭人伝』の人名・小国名・官職名に用いられています。
また、現存する最古の漢字音である夏音文字の字音は『古事記』上巻にも残っています。夏音文字の字音は『古事記』上巻の随所に〔音〕という注が付いて多数残っています。
◆漢字が発明された中国において現存する最古の漢字音は「上古音(じょうこおん)」と名づけられています。
つまり、「紀元前1046年頃の周代初頭~2世紀の漢代頃までの漢字の音韻体系」が「中国に現存する最古の漢字音の上古音」です。
拙著『日本国誕生史の証明』で証明したように、『魏志倭人伝』と『古事記』上巻に記載されて現存する最古の漢字音・夏音文字の字音は紀元前2070年~紀元前2050年頃の夏代初頭の漢字音です。
したがって、わが国に残っている夏音文字の漢字音は、中国の最古の上古音・紀元前1046年の周代初頭の字音よりも約1000年前の、現存する最古の漢字音ということになります。
学者たちと学界は「わが国が最初に漢字を習得したのは、5世紀ないし6世紀である」と断定します。
この絶対的な定説の漢字音は、中国に現存する2世紀の漢代の上古音も新しい字音となります。
したがって、学者と学界が主張する漢字習得の定説は事実ではなく、空想・錯覚・虚妄(きょもう)・迷妄(めいもう)・真っ赤なウソということになります。
◆邪馬台国説の正体は「わが国が最初に漢字を習得したのは5世紀ないし6世紀である」と空理空論に則(のっと)って立論する【約880字の記事を誤読した産物】だったのです。
上記したように、『魏志倭人伝』はおよそ44パーセント・約880字をもって「卑弥呼王朝は黄帝時代に発明された漢字作成方法と夏音文字の学問を権力基盤にして、倭人国という国家体制を樹立した」と説明していたのです。
だから、邪馬台国説は完全なる【誤読の産物・フェイク・妄想】だったのです。
だから、邪馬台国説は【誤読】を駆使(くし)して騙(だま)す空理空論・デタラメ・詐欺(さぎ)だったのです!
◆以上からして、拙著『日本国誕生史の証明』は白石の死後300年目に『魏志倭人伝』の全記事を正確に解釈できた、言いかえると白石以来300年ものあいだフェイク・デマを蔓延(まんえん)させた学界とメディアのウソを平凡な一市民が誰もが容易に理解できるように・具体的に・詳細に・科学的に、暴いた珍しい愉快な書物ということになります。
この「世界で最初に文字の起源を解明した学問的業績」によって、『日本国誕生史の証明』は世界中の蔵本コレクターによって10数年後には一冊数千万円、あるいは数億円で売買されることになっても不思議ではない痛快(つうかい)な珍本です。
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